バックホー主流5選!ユンボとのちがい・操作資格もチェック!!
公開 : 2017/05/16更新 : 2022/03/10
みなさん、こんにちは! トラック王国の展示場スタッフ、全国 展子(ぜんこく てんこ)と申します!
「バックホーの操作資格やユンボ・パワーショベル・油圧ショベルとのちがい」「人気の国産建機・重機メーカー(コマツ・日立・ヤンマー・住友)5機」を画像つきで解説いたします。各バックホーの用途・特徴を知りたい方は、読んでくださいネ!
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バックホーとは?[特徴・資格]
工事現場で大活躍する建機・重機といえば、バックホー。
ユンボ、パワーショベル、油圧ショベル、ショベルカーなど、様々な呼び方がありますね。それぞれ、どこに差があるのでしょうか?
まずは、バックホーの特徴をご紹介します。
バックホーの特徴
バックホーは、バケット(ショベル)がオペレーター側の方向に取り付けられている建機・重機のことです。
オペレーターはバケットを動かす際、自分側(内側)に引き寄せるように操作するので、土中など地面より低い場所での掘削作業に向いているでしょう。
もちろん、バケット部分は様々なアタッチメントに変更できるので、掘削以外の作業にも対応できます。
※注:油圧作動のアタッチメントを取り付ける場合は、アタッチメント配管仕様でないといけませんよ!
バックホーという名称は、back(後ろ側)とhoe(鍬※くわ)が語源。
国内でバックホーを指す建機・重機は、車輪を備えた上で、車体上部を旋回させられるものであることが多く、英語では「EXCAVATOR」といいます。
そのため、外資系の『キャタピラージャパン(CAT)』などは、「HEAVY EXCAVATOR」の略語としてバックホーを「HE」と呼ぶこともあります。
ちなみに海外の場合は、農耕用トラクターの後ろに、バケットを取り付けた車両を指すことが多いです。
バックホーに必要な資格・免許
バックホーの操作に必要となる資格や免許は、下記です。
■バックホー資格
- ・重量3トン以上の場合
- 車両系建設機械運転者
- ・重量3トン未満の場合
- 小型車両系建設機械
車両系建設機械運転者は、整地・解体などの運転技能講習であり、小型車両系建設機械は整地・解体・積込み用及び掘削用の運転業務に係る特別教育を指しています。
また、クローラー(キャタピラー)ではなくタイヤを装着したバックホーは公道を走れますが、その場合はもちろん運転免許が必要になります。
■公道の運転に必要な資格
- ・総重量11トン以上、最大積載量6.5トン以上の場合
- 大型自動車免許が必要
- ・総重量5トン以上11トン未満、最大積載量6.5トン未満の場合
- 中型自動車免許が必要
- ・総重量5トン未満、最大積載量3トン未満の場合
- 普通自動車免許が必要
ちなみに、例えば自宅の庭といった私有地は道路交通法が適用されないため、どんな建機や重機でも免許ナシで運転・操作してOKです。
ただし! 私有地といえども、駐車場など、不特定多数の人が共有する私有地では運転禁止なので、ご注意くださいね!
【関連記事】ユンボ(パワーショベル)の免許・資格取得方法は?
ユンボ、パワーショベル、油圧ショベル等とのちがいは?
「ユンボやパワーショベルなど、他の呼び方が多くて、ちがいが分からない」といった声が多い、バックホー。
特に混同されるユンボとのちがいをお話します!
ユンボとバックホーのちがい
実はユンボもバックホーも、実体はほとんど同じです!
パワーショベルや油圧ショベル、ショベルカー、ドラグショベルですら、ほぼ同じ重機。
では、なぜ名称が複数あるのか、どこで呼び分けられているのでしょうか?
下記をご覧ください。
■名称の呼び分け方
- ・バックホー
- 主に行政で使われる
- ・ユンボ
- 実は、建機レンタル企業『レンタルのニッケン』の登録商標
- ・パワーショベル
- バケットが外向きの場合に、よく使われる
- ・油圧ショベル
- 建設業界での呼び名
- ・ショベルカー
- マスコミなどが使用する
- ・ドラグショベル
- 官庁などが文書で用いる
それぞれ、全国様々な場所で使われるため、混乱を招いてしまったのですね。
バックホー主流5選[コマツ・日立・ヤンマー・住友]
さて。バックホーの特徴や、ユンボとのちがいがわかったところで。
実際、どのメーカーのどんなバックホーがアナタの作業現場に合うのでしょうか?
各メーカーから発売されている、主流なバックホーを順にご紹介していきます。
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ちなみに『トラック王国』全国展示場では、どんな建機も試乗可能です。
乗り心地や操作性を知りたい方はお問い合わせください。
試乗希望は、↓↓↓↓こちらへ!
1.コマツ建機
PC40MR-3
解体作業の現場で大活躍!
優秀な泥落ち機能が、スムーズな作業を叶える !!
人気の排土板つきです。しかも、衝撃吸収と耐久性などに優れたキャブを備えているため、転倒時にオペレーターの安全が確保される設計なんですよ。
- コマツ建機・PC40MR-3
- 標準バケット容量 0.14立米
- 運転整備重量 3,915kg
- 全長 516cm
- 全幅 196cm
- 全高 255cm
2.コマツ建機
PC128US-8
狭所作業が多い方にオススメ!
コンパクトなUSフォルムでガンガン進む!!
オプションのアタッチメント、ハサミ付きバケットも人気のPC128US-8。
細かい石コロや岩を、砂と分離してすくえる高性能なバックホーです。
- コマツ建機・PC128US-8
- 標準バケット容量 0.45立米
- 運転整備重量 12,950kg
- 全長 726cm
- 全幅 249cm
- 全高 285cm
3.日立建機
ZX30U-5B
マルチレバーが4パターン!
日立建機のZX30U-5Bは、利便性に定評あり!!
神綱方式・日立方式・三菱方式・JIS方式…など。
すぐに切り替えられるレバーは、どんな現場でも重宝されます。
- 日立建機・ZX30U-5B
- 標準バケット容量 0.09立米
- 運転整備重量 3,200kg
- 全長 445cm
- 全幅 155cm
- 全高 248cm
4.ヤンマー
VIO20
旋回力の高さが魅力!
細部の瓦礫も余裕ですくえるミニバックホー!!
後方小旋回で、あらゆる狭所現場を駆け回ります。
ミニといえど、標準機に匹敵する作業能力とバランス性能が魅力でしょう。
中古でお探しの方は『トラック王国』が無料で発掘代行もできるのでお問い合わせください。
- ヤンマー・VIO20
- 標準バケット容量 0.066立米
- 運転整備重量 1,950kg
- 全長 370cm
- 全幅 134cm
- 全高 229cm
5.住友
SH225X-3B
都市部の現場で大人気!
後方超小旋回ショベルで小回り抜群!!
効率の良さはもちろん、強靭なアームとバケットで巨大な岩石も砕く、ハイパワーなバックホーです。
- 住友・SH225X-3B
- 標準バケット容量 0.8立米
- 運転整備重量 22,300kg
- 全長 871cm
- 全幅 280cm
- 全高 297cm
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バックホーの買取ついて
では、バックホーを買取に出す場合、どのような点に注意すれば高額買取になるのでしょうか?そのポイントを以下に挙げます!ちなみに査定に出す前は、車体の清掃を行いキレイにしたほうが、査定員の印象も良くなりますよ。
■高額買取のポイント
- ・アワーメーター
- 3,000時間から4,000時間未満だと高額の可能性
- ・故障箇所
- ない方がグッド
- ・部品
- 付属品をすべて用意
- ・書類
- 説明書や検査記録などを用意
- ・年式
- 高年式であるほど高額
- ・型式
- 人気のある型式は高額に
アワーメーターはミニタイプで3,000時間、その他のタイプは4,000時間を超えると、故障の可能性が高くなります。 このため、これらの時間未満で車両状態が良ければより高額に!
また、バケットに取り付けるアタッチメントは、中古販売価格が10万円から100万円以上になる場合もあります!このため、高価買取になる可能性もあるので、アタッチメントがあれば必ず一緒に買取に出しましょう。
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以下は、トラック王国で買い取ったユンボの実例です!
実例1. コマツ PC200-6 買取価格320万円
こちらのお客様は、ダンプなどと一緒にコマツのPC200-6を売却されました!
査定を行ったところ、バケットの動作のゆれやシリンダーのオイルにじみが確認されましたが、動作には問題がなかったので、買取価格は320万になりました!
実例2. 日立 ZX30UR-3 買取価格120万円
こちらのお客様は、日立建機のZX30UR-3を売却されました。キャタピラーに亀裂がありましたが、業務であまり使っていなかったので、他に問題は見当たらず、買取価格は120万になりました!
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トラック王国では、事故車・不動車など、どんな状態でも買取可能!お気軽にお問い合わせくださいね!
バックホーまとめ
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どのバックホーがいいか、迷うトラー!
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トラックの荷台に載せられる、キュートな超小型タイプもありますよ。
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キュート? 姫にぴったりトラー!!
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最近はコンピューターで作業管理できる、ICT建機の登場も著しいですね
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ICT建機?! 未来っぽいトラ!!
【関連記事】スマートコンストラクションで建設業界の人材不足を解決!
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『トラック王国』では、買い替えの悩み相談も受付中じゃぞ!
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