トレーラーを車検に出す方法|区分ごとの条件の違いや注意点は?
公開 : 2024/01/29更新 : 2024/06/13
みなさん、こんにちは! トラック王国の展示場スタッフ、全国 展子(ぜんこく てんこ)と申します!
今回はトレーラーの車検のご紹介です!ブックマーク登録もよろしくお願いします!
「トレーラーを車検に出す際は、何に気を付ければいいの?」
お仕事でトレーラーを使い始めた方は、このように思うこともあると思います。
今回はトレーラーの車検の流れや、車両区分ごとの車検の流れなどについてお伝えします。
そもそもトレーラーとは?
トレーラーは、動力となる牽引(けんいん)車両によって引かれ、荷物や旅客を運搬する車両を指しています。牽引を行う車両はトレーラーヘッドやトラクターヘッドと呼ばれています。トレーラーという名称は、牽引車両と荷台の部分が繋がった状態を指すことが多くなっています。
街中では中型・大型のトレーラーが、野菜などの食品をコンテナに積んで走行しているのが見られます。
ちなみに、映画・ゲームのオープニングに流れる宣伝用映像も、同じ英単語が使われています。
トレーラーの主な種類
トレーラーには以下のような種類があり、それぞれ用途が異なります。
セミトレーラー
セミトレーラーは特に活用されているトレーラーで、連結することを前提とした構造で造られています。連結部分はカプラというパーツが使われ、トレーラー側のキングピンというパーツと接続します。連結部分は、トレーラーの総重量10%以上の負荷が掛かっています。
セミトレーラーは重機運搬・車両運搬などに活用され、空気ブレーキで制御が行われることが多くなっています。
フルトレーラー
フルトレーラーはトレーラーの荷重がトレーラー自身にかかります。トラクター側にも荷台が備えられ、全長規制も緩いので、一度に大量の貨物が運べます。
フルトレーラーはカプラで連結するドリー式と、長いドローバー(棒連結器)がトラクターの後軸後部に連結するセンターアクスル式に分別できます。
そんなフルトレーラーは、 部品・資材・飼料の運搬などに活用されています。
ポールトレーラー
ポールトレーラーは、長尺で分解しにくい物の運搬に使われるトレーラーで、奴(やっこ)とも呼ばれます。荷台は伸縮可能で、荷物に合わせて長さを変えることも可能です。
ポールトレーラーは主に鉄骨や鉄道車両、建造物などの運搬に活用されています。
トレーラーの車検の流れ
上記のように様々な種類があるトレーラーですが、車検に出す際はどのような流れになるのでしょうか?
車検代行業者に依頼する場合
車検に出すのが初めての場合などは、車検代行業者に依頼するのがオススメです。依頼費用は業者により異なりますますが、4万円から10万円程度となっています。
車検時は代行手数料に加え、点検・整備費用と、メンテナンス費用も加わります。
ユーザー車検を受ける場合
ユーザー車検の場合は、陸運局で車検を受けることになります。ユーザー車検は検査立ち会いや書類手続きなど、自身の負担が増えますが、その分価格が安くなっています。
車検を受けることに慣れて、一通り流れが理解できた方は、ユーザー車検を考慮しても良いのではないでしょうか。
トレーラーの車検の注意点
トレーラーが車検を受ける場合、以下の点に注意しないといけません。
トレーラーのナンバープレート取得
トレーラーは全て道路運送車両法(第2条2項)で自動車と規定されますので、車検を受けてナンバープレートを取得しないと行動を走行できなくなっています。このため、継続車検含めて必ず車検を受けて、車検登録手続きを行ってください。
車検の有効期限
トレーラーは初回検査から2年が最初の有効期限となります。以降は1年ごとの更新となるので、ご注意ください。
車検費用の違い
事業用車は、自家用車よりも税金が安くなっています。車検時のメンテナンス費を別に考えれば、事業用トレーラーの方が費用は安上がりです。
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