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エンジンルームの掃除・洗浄方法・費用★ドライバー必読のエンジンルーム洗浄剤ガイド

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公開 : 2016/11/11更新 : 2017/12/26

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愛車のトラック。外観の洗車法はともかく、【エンジンルームの洗浄方法】って正しくわかりますか? 例えば、洗浄法やオススメ洗剤、故障の原因になる注意すべきポイントや、業者に依頼した場合の費用工賃…★ 今回は、基礎的なエンジン構造の説明から、そのあたりのギモンを全部解消させましょう!!

レッスン1

[洗浄方法・オススメの洗剤]エンジンルームの洗浄基本

エンジンルームの洗浄は、「部品が多くて洗浄が難しそう…」と思っている方!
注意点さえ気を付ければ、自分でも出来るほどカンタンですよ★

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車体同様、エンジンルームもピカピカの方が気持ちいいですよね。
洗浄の方法をしっかりマスターして愛車を綺麗にしてあげましょう!

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エンジンを分解して部品交換や清掃を行うオーバーホール(OH)。名前は知っていても役割についてはあまり知らない…という方もいるのでは?今回は、意味や費用などについて!

エンジンルームの洗浄に必要な道具

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まずは、エンジンルームの洗浄に必要な道具から確認していきましょう。

  • ■エンジンルームの洗浄に使う道具
  • ①エンジンクリーナー
  • ②ブラシ
  • ③雑巾
  • ④エンジンルーム専用のウェットシート
  • ⑤ホース
  • ⑥ワックス、コーティング剤
  • ⑦エアコンプレッサー

エアコンプレッサー以外は、割と簡単に手に入るものばかりですね。
エンジンルームの汚れの度合いに応じて、道具を使い分けるのが良いですよ◎。

エンジンルームの洗浄方法

さて、道具が揃えばいよいよ洗浄★ 
[汚れがひどくない場合][汚れがひどい場合][汚れが油の場合]の、3ケースに分けて最適な洗浄方法をまとめましたよ!

汚れがひどくない場合:タオルなどで乾拭き

エンジンルーム内の汚れがそんなに酷くない時は、エンジンルーム専用ウェットシートタオルなどを使ってホコリやチリ、油分を拭き取ります。

基本的には、このように乾拭き(からぶき)で済ませた方が、エンジンには親切。
ホコリが拭き取られるだけでも、結構キレイになって洗浄完了できるのです★

そうそう、エンジンルーム内部を拭く時は必ずエンジンを冷ましてからにしてくださいね。
中は結構熱くなるので、火傷をしてしまう危険がありますから!

汚れがひどい場合:バッテリーを外して水拭き

まずはエンジンルーム内のバッテリーですが、汚れがひどい場合は、水で洗浄する必要があります!その場合は、バッテリーは外しておいてくださいね★
バッテリーさらに電気関係の物には気を付けて。
水がかからないよう、ビニール袋やビニールテープでマスキングして守ると良いでしょう。
※浸透しないよう、過度な放水には注意

例えば、ヒューズボックスやバッテリー端子、エアクリーナーやプラグの穴といった部分。
完全防水とまではいかなくても、水がかかった時にずれたり中に水が入り込まない程度にはしておきましょう。

防水準備が整ったら、水拭きして、最後は水滴を残さず拭き取って完了です!

しつこい油汚れの場合:エンジンクリーナーで洗浄

汚れの種類が油で、拭いてもキレイにならない時は、エンジンクリーナー(洗浄剤)を使いましょう。
スプレータイプかつ、泡で出てくるクリーナーがオススメです!
この場合も、水拭き同様に泡がかかりそうな部分はビニールマスキングテープで覆っておくと安心。

泡

エンジンクリーナーの使用手順
①エンジンルーム内部にクリーナー(洗浄剤)を噴きかける
使い勝手の良いスプレータイプのクリーナー(洗浄剤)を噴きかけましょう。
何もしなくても汚れが浮き出てきますが、汚れがひどい部分はブラシを使うと効果UP!
「ブラシは部品を傷つけそうで心配だ」という方は、軍手や雑巾で擦ってキレイにしましょう。
②10分ほど置いたら、泡と汚れを洗い流す
汚れで黒くなった泡を水で洗いながしていきます。 (※このとき高圧洗浄機を使う方もいるのですが、そんなに強い水圧じゃなくてもホースの水で十分) 汚れ落ちが足りないようなら、この洗い流し段階でもブラシで擦ると◎! この時、マスキングした部分が剥がれないように気を付けましょう。
③最後は水分を完全に乾かす!
水分が多く残っていると、腐食の原因になります。
エアコンプレッサーで水気を飛ばす、もしくはタオルで水分を拭き取った後にバッテリーを取り付けて、エンジンをアイドリングして乾燥させましょう。 大体5分くらい置けば乾きますよ。

エンジンクリーナー(洗浄剤)は専用品がオススメ

エンジンルームを洗浄する際は、エンジンルーム専用の洗剤を使うのが良いのです。

洗浄剤

普通のカーシャンプーや中性洗剤でも代用出来なくはないのですが、やはりエンジンルームの中は熱が加わるので汚れが焼きつきやすく、色んなオイルの汚れが多いので、強力な洗浄剤を使う方が良いと思います。


ちなみに、エンジンルームは油汚れが多いので、アルカリ性の強力な洗浄剤を薄めて使うのも◎

洗浄時に水を極力使いたくない方は、水を使う事を前提としたクリーナーではなく、溶剤系のクリーナーにして汚れを拭き取る方法が良いかもしれませんね。

洗浄後の仕上げにはブリスがオススメ

洗浄が終わった後は、ワックスかコーティング剤を使うとまるで新品のようにピカピカになります。

エンジンワックス

コーティング剤の中にブリスという商品があるのですが、実はこれかなりお奨めできる逸品なんです!

先程、洗浄の手順の中で水分を圧縮エアで飛ばすという作業をご紹介しましたが、エアコンプレッサーを持っていなくて水分を飛ばすことが出来ない!!と言う方にはさらにお奨めで、なぜかと言うとこのブリスは錆び止めとコーティングの効果が得られるからなんです!
正に一石二鳥ですね!

最後に吹きかけるのがブリス

最後のひと手間で、驚くぐらい綺麗になっちゃうブリス。
その正体は何かと言うと、ガラス繊維系のコーティング剤なんです。

エンジンルームの中は外から普段見えませんが、見えないところに手を掛けると車への愛情が感じられますよね。
さらにコーティングをしておくと汚れが付きにくくなるので、次の洗浄の時に掃除が楽になります★

勿論車体にも使えるので、エンジンルームの洗浄と合わせて車体も掃除しておくと、中も外もピカピカで気持ちよく運転が出来ちゃいますね!

ブリス以外の避けておきたいコーティング剤

コーティング剤はブリス以外にもたくさん販売されていますが、石油系溶剤の臭いがするものや研磨剤を含んだ製品は補機ベルトに悪影響を与える場合があるので避けた方が良いでしょう。

IPAを含むものも可燃性が強いので、こちらも避けた方が良いです。
使える製品がかなり絞られてくると思いますが、重要な部分なので注意してこだわってみましょう★

レッスン2

[故障・事故の予防]エンジンルーム洗浄時2つの注意点

ここまでのエンジンルームの洗浄方法を見て、「自分にも出来そう!」と思った方に、洗浄時に気を付けてもらいたい2点の注意ポイントがあります。

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まず第一に気を付けたいのが、故障。 例えばどんな時かと言うと、洗浄に水を使う時。

第二に気を付けたいのが事故。 車の故障だけではなく自分も怪我をしてしまったりする可能性も…。

そんな事にならない為にも、ここでエンジンルーム洗浄時の注意点をしっかり確認していきましょう!

  • 全国展子

    大事なトラックも、自分もちゃんと守って洗浄を行うお手伝いになればと思います★

注意1:水の利用は少量に(故障回避)

エンジンルームは、人間の体でいうと心臓部分にあたります。
そんなエンジンルームには、多数の精密な電気系統が搭載されています。

車体部分を洗うのと同じ要領で、エンジンルーム内に水をばしゃばしゃと掛けてしまうと、最悪故障してしまいます。電気に水は厳禁ですから!

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なので、エンジンルーム内を水で洗う際は、ヒューズボックス、バッテリー端子、エアクリーナーにオルタネーター、さらにエンジンコントロールユニット(ECU)が搭載されているのなら、そこもしっかりとマスキングして電気系統を守りましょう。
多くの故障の原因は、やはりこの部分になりますからね。

ですが、洗浄に水を使う以上は完全に水気をガードすることは難しいです。
それにエンジンは元々、多少の水には強く作られているので、神経質になりすぎることはありません。

例えば、ボディ部分の洗車、雨の日の走行と言った具合に、ボンネットとボディの隙間やグリルなどからエンジンルームに水が入るぐらいなら許容範囲内です。
通常走行でエンジンルームに多少の水が入っても、それが原因で故障するというのは滅多にないのです。

通常レベルとは言えないエンジンルームの洗浄の際も、先述した電気系統をしっかりと守っていれば故障の危険性は軽減できます。
エンジンルームを水洗いしてエンジンに不具合が生じるパターンの99%は、プラグコードの隙間から水が入るか、ディストリビューター(スパークプラグへの配電機構)へ水が入るかになっています。

この場所に水が入ると、エンジンが一時的に掛からなくなったり不調を引き起こす事もあります。…が、実は!完全に乾くと何事も無かったように元に戻ったりします。

とは言っても、注意する事に間違いはないので、電気系統の保護、ここには必ず気を付けましょう!

注意2:洗浄はエンジンが冷めてから(事故予防)

次の注意点が、エンジンルームの洗浄を行う際はエンジンが冷えてから行うという事!
エンジンを止めた直後だと、エンジンルーム内に熱がこもっているので火傷をしてしまう危険性があります。

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各箇所がちゃんと冷えている事を確かめてから洗浄を始める方が良いですね。

さらに、エンジンが回転している最中に、ドライブベルトや冷却ファンなどが止まり切っていない状態で手をエンジンルームに入れてしまうと、大怪我をしてしまう可能性もあるのでその点も注意しましょう!
必ず、完全にファンなどが止まっている事を確認してから洗浄を始めましょう。

ちなみにエンジンルームを洗浄する際は、ラジエーター液やエンジンオイルと言った消耗品の量をチェックして、補充も一緒に行うと良いです。
その時も、エンジンが温まった状態だと冷却液などの量が正しく計れなかったり、その状態でラジエーターキャップを開けると熱湯が噴きだして大火傷!なんて事になりかねないので気を付けましょう。

レッスン3

[値段目安]エンジンルーム洗浄を依頼すると費用はいくら?

エンジンルームの洗浄方法についてはもうばっちりでしょうか?

お次は、「エンジンルームの洗浄を業者さんに頼むといくらぐらいになるのか」というお話をしたいと思います。

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まず、次の項目に当てはまる方は、業者さんに依頼するのをお奨めします!

  • ■業者さん依頼がオススメの方
  • ・水を掛けてはいけない所に水を掛けてしまうかもしれないと不安に思っている。
  • ・頑固で取れない汚れや、自分ではどうしようもない程の汚れがある。
  • ・自分で洗浄できるとは言っても、精密機械だし何かあったら不安と思う!

上記1つでも該当する方は、業者さんに依頼しちゃいましょう★

洗浄時に点検やメンテナンスもやってもらえますし、なによりプロの方にお願いするのだから安心感が違います!

エンジンルームの洗浄は定期的に行えば汚れも取れやすいですし、車の異常にもすぐ気付けます。

ちなみに気になるお値段が、業者さんによっても変わってきますが、だいたい下記を目安にしましょう。
■洗浄依頼費用:5,000~15,000円
そこに、メンテナンスや点検が加わると、その内容次第で追加料金が必要になります。

点検もしっかりしてもらって安心感を得たいなら業者さんに依頼、費用を安く済ませたいなら自分で洗浄、と言う風に目的に応じて選んでみてください!

レッスン4

[中の部品・パーツ一覧・構造]エンジンルームの内部は?

一通り、エンジンルームの洗浄方法・注意点・費用がわかったところで! そもそも「エンジンルーム内の部品やパーツって一体何?」「どんな構造なの?」とギモンを持ったマジメなあなたは、ココから必読!

  • 全国展子

    洗浄時にも役立つ、基礎的なエンジンルーム構造知識をザザッと解説していきますね!
    部品の種類一覧や必要なパーツ表などは、見るだけでも知識レベルがUPしますよ★

エンジンルームには、エンジンとそのエンジンを維持するために必要なもの、そして車全体で必要なものぎゅぎゅっと入っています。

エンジン

ちなみに、エンジンルームの中はとても熱くなるので、燃えるようなものは入っておらず(※ガソリンは別ですが)基本的なエンジン部品と、エンジンを冷やしたりエンジンを潤滑に動かすための部品が入っています。

エンジンルームには何がある?

さてさて、実際エンジンルームには何がどう入っているのかと言うと、エンジンを中心に周りに色んなものが置かれています。
その殆どが、ねじで取り付ける機械的な部品と、オイルや水などの消耗品になります。

まず中心となるエンジンですが、そこから太目のパイプが何本か出ています。
パイプには2種類あって、エンジン内に燃料を送り込む太いパイプをインテークマニホールド、排気を車体の後ろに送るものはエキゾーストパイプ(マニホールド)と呼ばれています。

いろんな役割の部品が一箇所にまとまって入っているなんて、まるでお弁当箱みたいですね!

エンジンルームには以下のものが格納

エンジン以外に何が入っているのかと言うと、ざっと次のようになります。

エンジンルーム内部品(一部)
インタークーラー エアクリーナー エアフロメーター LLC(ロングライフクーラント) エンジンオイル
オイルレベルゲージ オーツーセンサー オルタネーター サーモスタット タイミングベルト
DOHC(ダブルオーバーヘッドカム) ディーゼルエンジン ノッキング ピストン ファンベルト
不凍液(クーラント) フューエルフィルター ブレーキブースター ブレーキマスターシリンダー ラジエーター
リーンバーンエンジン リザーバータンク 冷却装置 冷却水量警告灯 レシプロエンジン

かなり多くて全部の説明をするのは難しいぐらいですね。
ちなみにファンベルトについては、コチラの過去記事で交換内容がわかります!

【関連記事】ファンベルトの交換費用・交換時間・寿命は?
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ファンベルトの交換費用(工賃・値段)や方法、交換時期などについて、ご紹介していきますよ〜!!

さて部品について、もう少し絞って説明していきましょう。

エンジンとエンジンを維持するために必要なもの

エンジンルームには重要な部品がたくさん入っていることが分かりましたが、それをもう少し細かく分けてみていきましょう。

色んな役割を担っているパーツの中で、主役となるのはやっぱりエンジンです。
そしてそのエンジンを維持するのに必要なものが以下になります。

  • ■エンジンの維持に必要なもの
  • ・混合気の吸気口と燃料噴射装置
  • ・エンジンオイル
  • ・ラジエーター及び冷却水タンク
  • ・バッテリー

みなさん聞いたことがあるものばかりではないですか?車を動かすのに不可欠なものばかりですよね。
各部品の詳しい説明はまた後でしますね!

車全体で必要なパーツ

エンジンルームには、上で紹介したエンジンに関連する部品以外のものも入っています。
言うなれば、車全体で必要な部品です!

車全体で必要なパーツ
ウィンドウウォッシャー液タンク
ワイパーで窓を掃除するときのウォッシャー液が入っています。 減ってきたらタンクに液を足します。
ブレーキフルードタンク
油圧式ブレーキを採用している車用のパーツです。
ブレーキ用オイルが無くなったら足しますが、ブレーキシステムは密閉状態なのでなくなることはほぼありません。もし、足さなければいけないような状態になったり、色がおかしいなどがあったら異常の可能性アリ!!

洗浄などでエンジンルームを開けるなら、その時一緒に規定量が入っているのか確認するのがいいですね★

補充

エンジンルームの構造

先程エンジンルームはお弁当箱みたいだと言うお話をしましたが、結構いい線なんじゃないかと思ってみたり。

主食があってメインのおかずがあって、副菜にさらにはデザートが入ってる場合もありますよね。

エンジンが主食、エンジンを支えるパーツがメインのおかず、その他のパーツが副菜って考えるとぴったりじゃないですか?

ちなみにエンジン関連の部品は、大きく分けて次のようになります。

  • ■エンジン関連の部品
  • ・エンジン本体
  • ・エンジンヘッド
  • ・潤滑装置
  • ・冷却装置
  • ・燃料装置
  • ・吸排気装置

イメージ的にはチームエンジン!というところでしょうか。
エンジンの動きを助けてくれる仲間たちですね★

真ん中にエンジン

メーカーや車種によって違いはありますが、真ん中に設置されていることもあるエンジン。

そんなエンジンの現在の主流は、レシプロエンジン、ロータリーエンジン、ディーゼルエンジン、ハイブリットエンジンの4種類!
その中で、トラックのエンジンの大半はディーゼルエンジンです。

理由としては、丈夫で簡単な構造のため故障が少なかったり、低速でのトルクが太く、重量のある荷物を積んだ状態でも、簡単に発進できたり坂を登ったりできるといった点だと思います。

ディーゼルエンジンのその他の特徴については下にまとめてみました!

  • ■ディーゼルエンジンの特徴
  • ・熱効率が高い
  • ・トルク性能に優れる
  • ・耐久性に優れる
  • ・構造が簡単
  • ・ブレーキ性能に優れる
  • ・発進、登坂能力に優れる

メインのエンジンのお話の次は、その他のパーツについて説明しますね。

その他のパーツ

エンジン以外のパーツと言ってもたくさんあるので、何個かに絞ってご説明しちゃいますね!

エンジンルーム内のパーツ
①マニホールド
吸気や排気を行う時に使われる部品で、1本の管から複数本の管が分岐する構造を持った気筒の事を言います。
多気筒エンジンの各気筒に均等に空気を送り込むためのものをインテークマニホールド、各気筒からの排気を1本の管(マフラー)に集める為に使われるマニホールドをエキゾーストマニホールド(エキマニ)と言います。
②インジェクター
エンジンで混合気を作り出すための燃料噴射装置の事をインジェクターといいます。燃料を霧状に噴射することが可能な構造になっていて、空気と混ざりやすくしています。
③エンジンオイル
その名の通りエンジンに使うオイルの事で、エンジン内部の摩擦を低減させたり、燃焼ガスの密閉や燃焼ガス等から出る汚れを清浄する等の働きを持ってます。
実は粘度やグレード等で色んな規格があって、ディーゼルエンジンとガソリンエンジンでもオイル規格に違いがあるのです。
④ラジエーター
エンジンを冷却する冷却水を、空気で冷やす為の部品です。冷却水はラジエーター内部を、空気はラジエーターのフィンを通過します。
⑤冷却水タンク
ラジエーター液やクーラント液とも呼ばれる冷却水を溜めておくタンクの事です。
冷却水は、エンジンを冷やしてオーバーヒートを防いだり、エンジンが錆びないようにするという役割を持っています。
時間が経つと冷却水は蒸発してしまうので、点検を定期的に行って必要に応じて補充や交換をしましょう。

エンジンにもいろんな部品やパーツがありますね。
構造が分かったところで、もう1度、洗浄方法を確認したい方はコチラで復習してください★

レッスン5

エンジンルームの洗浄についてまとめ

  • 全国展子

    エンジンルームの洗浄についてのお話はいかがでしたか?

  • トラック王

    いやー、ためになったわぃ。ワシもエンジンルームの掃除を考えんといかんの。

  • 全国展子

    お困りの事があれば、トラック王国のスタッフがご相談に乗る事も出来るのでいつでも頼ってくださいね!

  • トラック王

    頼もしいの。ん?姫はどうした?

  • 全国展子

    あ、書き置きがあります。えーと…。

  • トラック姫

    エンジンルームと同じように私も内面磨きの旅に出るトラ♪

  • トラック王

    いかーん!連れ戻すんじゃ!!

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