セミトレーラー完全ガイド★種類・寸法・運転のコツまでを徹底解説!
公開 : 2016/10/24更新 : 2018/01/29
みなさん、こんにちは! トラック王国の展示場スタッフ、全国 展子(ぜんこく てんこ)と申します!
今回はセミトレーラーについての内容です。セミトレーラーの種類やフルトレーラーとの違い、運転のコツや必要な免許までを徹底解説!この記事さえ読めば、セミトレーラーの全てが丸分かりです!!最後までじっくりとご覧ください★
中古トレーラー(セミトレーラー)の購入はこちらから!
セミトレーラーの構造と種類に迫る!
皆さん!セミトレーラー!と言ったら、どういった車両を思い浮かべますかー?
「いきなり言われても分かんないよ!」と、パッとしたイメージがつきづらいかもしれませんね…。
セミトレーラーは、トラクター部分に「ガチャン」と連結することでカンタンに荷物を運搬することができちゃうトラックなのです。
【関連記事】フルトレーラーってどんな牽引トラック?
【関連記事】ポールトレーラーの詳細について
ボディ後方部分は、車軸がレイアウトされていますが、前方には車軸がないので連結していない時は補助脚が必要になります!
トラクターと連結した場合は、荷重が連結部分に掛かるところから、連結部分のことを第5輪とも呼んでいます!!
さらに、トラクターの構造によって、第5輪にかかる荷重は定められているので、トラクターの前軸からトレーラー後軸までの距離が最遠軸距となり、一般車よりもロングであることが分かります。
ちなみに、セミトレーラーに似た車両でフルトレーラーがあります。
フルトレーラーとは、トレーラーの前後に車軸があるので、第5輪に荷重が掛かることはなく、軸重や車両総重量によって、荷物を積める量が決まるのです!
今回の記事は、意外と詳しいこと知らない!セミトレーラーの構造や種類について、じゃじゃーんとご紹介していきますね☆
セミトレーラーの車両構造
日本では、街中でも見かける機会が多いセミトレーラー!
様々な用途に使われていて、〝働く車〟の代名詞的な存在と言えます。
連結時の全長は16.5m程度の車両が多いです!
(最大は18m)
トラクター部分を連結させて運転することを前提に作られているので、トラクター単体には荷物を積むスペースがありません。
さらに、トレーラー単体には、前輪がないので連結していない時は運転することはできないのです…
車両総重量は最遠軸距に応じて、トラクターは25t・トレーラーは28tまで(海上コンテナ積載車などの特認を除く)にする必要があり、トラクター側にかかる重量の根拠となる第5輪荷重の表示が義務付けられています!
トラクター側にある連結器は、一般にカプラが使われていて、トレーラー側はキングピンでつなぎます。
セミトレーラーのブレーキには、エアブレーキが用いられていて、車軸の数は積載重量・車軸・車輪・サスペンションの許容負荷容量の関係で決められるのです!!
車両総重量が60t程度の場合は、3軸が多く、これを超えた場合は4軸以上になります。
ちなみに、一部の路線バスに見られていますが、切り離すことを前提としていない、永久連結構造の車両(連接バス)は、牽引車両ではなくて単一車に分類されます。
トラクター
トラクターとは、牽引自動車として引っ張る部分の車両です。
簡単にいうと〝サンタが乗っているソリを引っ張るトナカイ〟の役割を果たしています!
この引っ張られる側のソリがトレーラーということになります!
基本的にトラクターとトレーラーは、セットで使われるので、トレーラーに関してはトラクターがないと動かすことができません。
ですが、トレーラー部分にも登録ナンバーがあり、一つの自動車として扱われています!
牽引自動車には、セミトレーラーとフルトレーラーがあって、日本でイチバン普及しているのがセミトレーラーとなります!!
セミトレーラーの構造は、トラクターとトレーラーが連結することで、トレーラーの重量の一部をトラクターが支える造りです!
逆に、フルトレーラーは、トラクターに単体のトレーラーが繋がれたモノのことを言い、トレーラー部分に荷積の重量全てが掛かってきます。
トレーラー
続いて、トレーラーとは、主に貨物用の自動車形態の一つ。
運転席と荷台部分を離すことができる造りになっていて、後ろとなる部分をトレーラーと呼んでいます!
後方部分であるトレーラーは、トラクターに牽引される目的でに作られた車両なので、トラクターと離れた状態では自走することができません…
そんなトレーラーには色んな種類があり、その形態で特徴が違います。
トレーラーの種類と特徴
【セミトレーラー】
今回の記事で、〝メイン〟に紹介しているセミトレーラー!
日本では一般的なトレーラーとなっていて、トラクターとトレーラーが1台ずつ連結されている車両のことを指しています。
最大の特徴は、何と言ってもトレーラーの前荷重をトラクターが負担をするので、トラクターの後輪駆動軸に大きな制動力を生むことができるメリットがあります!
【フルトレーラー】
セミトレーラーのようにトラクターの上にトレーラーを乗せるのではなくて、トラクター自体に荷重が全部掛かるようになっている仕組み!
見た目はちょっと短めの電車にも見えますが、レールの上を走行するわけではないので、左右に振られると後部が揺れてしまうことがあり、運転技術が必要です。
【ポールトレーラー】
ポールトレーラーとは、セミトレーラーやフルトレーラーとも違った構造で、積載物自体を車両のフレーム(骨組み)にして連結や輸送を可能とした構造。
コンクリートパイル・橋梁・原木といった長いものを運ぶ際に、トラック本体と組み合わせて運びます!
【関連記事】ポールトレーラーの詳細について
【マルチトレーラー】
マルチトレーラーは、自動車やトラックの後方に取り付けられる荷台を指し、カーゴトレーラーやライトトレーラーといったものもあります。
これらは主にスノーモービルやジェットスキー、バギーなどを運搬する際などに活用されます。
運転時には車両の扱い方が変わるため、バックするのが難しいといった面もあるのでご注意を!
また、低床式のポールトレーラーが、マルチトレーラーと呼ばれることもあります。
3輪タイプは最大積載量100トン程度であり、火力発電所の炉といった超大型の荷物を運ぶことが可能です。
5輪タイプの場合は最大積載量50トン程度になり、伸縮可能なフレームに列車などを乗せられます。
こちらも、バックの際にはコツが必要だったり、カーブが曲がりにくかったりなど、注意点もあるので、慣れるまでは広い場所での練習が必要でしょう。
セミトレーラーの種類
トレーラーは、セミトレーラーやフルトレーラー、ポールトレーラーなどがあると紹介してきましたが…実は他にも種類はあるのです。
食品や雑貨・建設機械・重量物・長尺物などと言った、積載物とトレーラーの方式に合わせて色んな種類の架装を施せます!
「えっ早く言ってよ!」と思った方がいたらスミマセン!下記の項目で詳しく説明していきますね。
スタンション型
他にも種類があると言ったセミトレーラーですが、2003年10月から始まった〝分割可能貨物運搬車両の許可限度重量の引き上げ〟によって、特例8種類に分けられています。
セミトレーラーの種類 | |
---|---|
①スタンション型 | ⑤バン型 |
②あおり型 | ⑥タンク型 |
③船底型 | ⑦自動車運搬型 |
④コンテナ型 | ⑧幌型 |
中古トレーラー(セミトレーラー)はこちらから確認できます!
上記の中で、まずはスタンション型からですが、こちらは鋼材、原木、コンクリート製品などの運搬に使われることが多くなっています!
さらに、荷台部分が平坦であるフラットトレーラーをベースにし、前方には前タテ、側面に決まった数のスタンションやワイヤーフックを設置します。
車両の最大積載量や重心の高さによって、スタンションの数や高さは変わります。
あおり型
次は、あおり型ですが、こちらは「チャンネル車」というユニークな呼び方もあるタイプです。
あおり型には、2つのタイプがあるので以下をご覧ください!
●固縛を前提にしたタイプ
固縛を前提にしたタイプは、荷台の前方に鳥居が、側面の後方にはあおりと中柱、ワイヤーフックが設置されていて、雑貨や瓦などの運搬に使われます!
●固縛を前提にしていないタイプ
一方、固縛を前提にしないタイプは、荷台の四方を角パイプを段々にして積み上げるか、もしくは高張力鋼板を使用して箱状にし、スクラップの運搬などに使われています。
船底型
続いては船底型ですが、こちらはフラットトレーラーをベース車に利用し、荷台の中央部分は洋画などで見る機会のある「海賊船の船底」のようにくぼませています!
これによって積荷が安定し、落下防止などを防ぐことができるのです。
主にコイルなどの円筒状の荷物を運ぶ際に、使用されることが多くなっています!
コンテナ型
セミトレーラーのコンテナ型とは、コンテナ(貨物用の容器)を固定するために、シャーシフレームの四隅にツイストロック装置が装備され、海上コンテナの運搬に使用されています!
海上コンテナの輸送を行う際は、20ftコンテナ専用の短尺車、40ftコンテナ用の長尺車があります!
40ftコンテナ用の長尺車の中には、20ftコンテナを1個積みを可能にしたタイプも存在しています。
1軸・2軸・3軸の3種類の車軸があり、1軸車は通常であれば空積コンテナ用になります。
最近だと、フル積載に対応した3軸シャーシが普及しています。
バン型
さらに、バン型は、普及している種類の一つである箱型タイプのセミトレーラー。
側面が上方向に大きく開くウイングタイプや、後部や側面に扉があるバンタイプに分けられています!
冷凍、冷蔵仕様のトレーラーの場合は、バンタイプが多いですが、海上コンテナのトレーラーを改造し、バントレーラーとして使用するケースもあります。
タンク型
セミトレーラーのタンク型についてですが、まず液体燃料を運搬するために使われるタンクローリータイプがあります。
また、粉粒体の運搬に使用されるバルク車があり、2種類のタイプに分けることができます。
自動車運搬型
別の種類としては、自動車運搬型があります!
自動車運搬型とは、名前から予測できる通りに車両運搬を目的として使用されています。
車載専用となるセミトレーラーなので、自動車を1台でも多く運べるよう、トラクター側にも車を積める構造となっているモノも存在します。
幌型
最後にご紹介するのが、アオリを装備した平ボディトラックをベースにして、骨組み付きの幌をかぶせた幌型。
一般的な平ボディと異なり、荷物が雨などで濡れるのを防止することができます。
さらに、楽器の一つであるアコーディオンのように、前後に伸縮させることが可能となっています!
フルトレーラーとの違いは?
種類や構造の何となくの違いについて触れてきましたが、明確なところは「どこなの?」と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか?
具体的な違いは、以下のようになります!
セミトレーラー |
---|
トラクター部分に荷台がない |
連結時の全長最大 18メートル |
トラクター部分のみで自走不可 |
フルトレーラーより運転技術が必要ない |
まず、セミトレーラーのトラクター部分には、荷台がなく、引っ張ることを専門としています。
逆に、トレーラー部分には荷台があって、荷物を積むことができます。
連結した時の全長は、法律で18メートルが限度となっています。
高速道路や街中でよく走っているのが、このセミトレーラーになります。
フルトレーラー |
---|
トラクターに荷台がある |
連結時の全長最大 21メートル |
トラクター部分のみで自走可 |
セミトレーラーより運転技術が必要 |
次に、フルトレーラーですが、セミトレーラーとの大きな違いは何と言っても〝トラクター部分にも荷台がある〟ことです。
そのため、トラクターとトレーラーの両方に荷物が積めるので、たくさんの荷積が可能なのです。
連結した時の全長は、これも法律で21メートルが限度とされています。
フルトレーラーの場合は、トレーラー部分だけを切り離して、トラクターのみで普通トラックのように道路の自走もできるのです。
セミトレーラーに比べて、フルトレーラーはトラクターの方が長い場合が多いので、電車のような見た目をしています。
フルトレーラーは、セミトレーラーよりも運転するのに技術が必要で、ベテランドライバーが運転していることが多くなっています。
セミトレーラーの規格・寸法
ここまでのセミトレーラーの説明で、「大型のイメージ」ということが定着しているのではないでしょうか?
確かにトレーラーの全長は10mであったり、20m超えのロング、積載重量も大きいので運転が「難しいんじゃないの?」と不安な人もいるかと思います。
確かに!大きなトラックなので、運転経験の少ない方は大変ではあります…
とはいえ、セミトレーラーの構造や運転する際のコツを覚えてしまえば、上手にテキパキと乗りこなすことができるのです!!
次の項目では、トレーラーの規格やサイズについて詳しく説明していきますね★
最大積載量
大型のトレーラーは特殊車両に当てはまるので、車検がおりてナンバープレートがついていても、国土交通省が発行する許可証がなければ道路の走行はできません。
許可証には、走る道路の○号線のどこからどこまで走るのかなどの、詳細が明確に記載されています。
さらに、積載重量に関しては、〝バラ積み緩和〟や〝単体物許可〟などと言うものがあります!
「バラ積み緩和ってなんや?」と言いますと、鋼材や材木などの単体物ではないものを運ぶ場合、台車の軸数を増やすことで1軸の加重を減らして10t以下にし、総重量28tを緩和して36tまで許可してもらうことを言います!
この場合だと最大積載量が25tから28tぐらいまで許可されることとなり、トレーラーの多くがこのバラ積み緩和を行っています。
バラ積み緩和以外には、単体物許可があり、分割ができない単体物を運ぶ車両として特別に許可された車両のことです。
単体物許可の場合は、走ることができる道路が限定されていますが、車両基準の軸重10tを超えていても許可されるので、最大積載量のMAX(上限)がなくなります。
いくら最大積載量の上限がなくなると言っても、トラクター自体の最大牽引能力を超えていると許可はされないので注意しましょう!!
車両総重量
道路運送車両の保安基準は、2015年5月に改正され、ダンプトレーラーなどを含めセミトレーラーの基準が大きく変更されました。
「どう変わったの?」というと、2軸セミトラクターの駆動軸重が10tから11.5tに緩和されました!
バン型などの特例8車種のセミトレーラーは、連結ピンから車両最後端までの長さ制限が12mだったところが13mになったのです。
他に連結した際の全長も、以前の最大17mから18mまで認められるようになりました。
車両総重量に関しても、連結ピンから最後軸までの最遠軸距の長さで最大20tから28tまでとなっていましたが、車両の最遠軸距の長さに関わらず一律36tまで認められるようになりました。
このように従来の基準と比較すると、大きく変化があったことが分かりますよね!
セミトレーラーなどの車両総重量の基準が変わり、積載量も増えたので、一度の運搬で運べる荷積の量も多くなって作業効率が大幅UP!!
物流業界で働くドライバーさんには、この改正は喜ばしいことだったのではないでしょうか?
さて、セミトレーラーの規格やサイズなどの理解が深まったかと思いますが、次の項目では知って得する運転のコツについてご紹介します!
セミトレーラーを運転するコツ
セミトレーラーの運転で難しいと言われている点は、以下のようになります。
1.右左折
2.バック
3.方向変換
普通のトラックと違って長さがあるトレーラーは、小回りが効かないので、車両の長さを考えて運転しなければいけません!
そのため、カーブで曲がり切れないことや、他車を巻き込んで事故引き起こす恐れもあるので運転時には注意が必要です!
セミトレーラーの運転で大事なことは、車体の大きさに慣れることです。
これは何度も運転して慣れていくので、始めの内は慎重な運転を心掛けましょう。
といっても、慣れるまでに参考になる運転のコツを知っておけば、だいぶ心強いですよね?
以下では、バック、車庫入れ、カーブなどの運転のコツを、3つお教えしちゃいますね!!
【関連記事】トレーラーバックを全て解説!
バックのコツ
最初に、バックのコツからご紹介していきます。
バックすることは案外難しく、自分では真っ直ぐ後退しているつもりでも、セミトレーラーが「徐々に左右にずれていくんだよ」という声はよく聞きます!
この際は、以下のような順番でハンドルを操作します!
1.ハンドルを左に切る
2.ハンドルを右に切る
3.ハンドルを再度左に切る
4.ハンドルを右に切る
5.微調整する
6.ハンドルを真っ直ぐにする
この際に生じたずれを真っ直ぐに直すためには、基本操作としてハンドルを左右どちらかに切ります。
左方向にずれてしまっている場合、ハンドルを左に切ることでトレーラーとトラクターを、真っ直ぐの状態に戻すことが可能!
次の操作として、ハンドルを右に切っていきます!
トラクターを反対の右方向に振りながら、自分が思っているラインの上にトレーラーが乗るよう調節を行っていきます。
思っているラインの上にトレーラーが乗ったら、ハンドルが真っ直ぐになる直前まで左に戻します!!
この時に注意したい点が、トラクターとトレーラーの折れ角を一定に保つことです。
続きましては、ハンドルを再度右方向に切ります。
ハンドルを切るタイミングが早いと左方向に、遅いと右方向にずれてしまうのでタイミングに気をつけることが重要です!
また、ハンドルを切り過ぎても大きくずれてしまうので、この点にも注意しましょう。
車両がある程度ラインに乗った場合は、細かくハンドル操作をし、トラクターとトレーラーが一直線になるように微調整していきます!
最後に、ハンドルを真っ直ぐにし、トラクターのタイヤを戻して修正が完了です。
この手順は、あらゆる場面で使えるので、覚えておけばかなり役立つこと間違いなし。
ちなみに、右方向にずれてしまった場合は、この手順と逆を行えば修正ができます☆
車庫入れのコツ
続いて、セミトレーラーの車庫入れのコツについて紹介します!
車庫入れを右バックで行う際のコツとしては、以下の手順で行います。
1.逆にハンドルを切る
2.後輪を曲がりたい方向に向ける
3.後輪を真っ直ぐに調整する
トレーラーでバックする際は「逆ハンドルを切る」と言うことは、よく言われているポイントです!
右バックでセミトレーラーの車庫入れを行う時は、右方向に後輪を向けるために、逆の左方向にハンドルを切ります!!
徐々にバックをしながらハンドルを左に切ると、後輪は右を向いた状態になって右方向に車体は曲がっていきます!
この時に、ハンドルの位置をそのまま維持してしまうと、連結部分が逆方向に曲がってしまうので小刻みに左右の逆ハンドルを繰り返しましょう。
後輪を意識しながら、調整していくと一般車両のようにバックする事ができます!
さらに、左バックの場合は、ミラーで見えない死角があるので、一度車両から降りて確認しましょう。
カーブのコツ
最後に、カーブのコツについてですが、トレーラーの後端から30cmがミラーでどのくらいに見えるのかをまず確認します。
ミラーを確認しながら曲がった方が、車両感覚を早く掴むことができるのです!
ただし、自動車練習所などで練習する際は「ミラーに頼らない」と言われることが多いみたいなんです!
「何で頼らないんだよー?」とふと思った方へ、カーブをする時にミラーばかりを見ていると、前方の安全確認を怠り危ないという理由があるのです。
カーブによっては半径が違うので、距離感や感覚を体で覚えることが大事なんです!!
これに慣れてくれば「チラチラ」ミラーを確認しなくても、カンタンにカーブを曲がることができます。
また、サイドミラーを全く見ないで、縁石との距離を30cm保つことができれば良いのですが、巻き込みを防止する意味でも、安全確認でミラーの確認はしましょう。
さらに、一般道の中には、たまに半径が一定になっていないカーブがあります!
このようなカーブでサイドミラーを全く見ないと、トレーラーの後輪を擦ってしまったり、乗り上げたりしてしまうかもしれません…
トラクターに比べてトレーラーが長い場合は、小さい交差点のコーナーだとトレーラーの左後端が上のミラーの視覚から外れるほど折れ曲がってしまいます。
ですが、曲面ミラーで少し見にくいという点はありますが、下の広角ミラーで確認することができるので覚えておきましょう!
【関連記事】トレーラーの運転とは?
セミトレーラーの運転に必要な免許
さてさて、セミトレーラーを運転するために必要な免許は何なのでしょうか?
このセミトレーラーは、運転席と荷台が分離しているいわゆる牽引自動車なので、牽引する車の免許の他に〝牽引免許〟が必要なのです。
牽引免許にはいくつか種類があるので、そちらも合わせて説明しちゃいますね!
牽引免許の種類
・牽引免許
車両の重量が750㎏を超える貨物トレーラーやキャンピングトレーラーなどで、荷台を車に連結させて移動させる時に必要な免許。
※車両重量が750㎏以下の時は必要ありません。
・牽引二種免許
車両の重量が750㎏を超える、運転席と客席がトレーラーのように分離されているトレーラーバスなどを営業で運転する時に必要な免許。
※現在、日本では営業用のトレーラーバスやトレーラータクシーはほとんどありません。
・限定条件のある牽引自動車
車両の重量が750kg超から2000kg以下のトレーラー、キャンピングカーなどの小型トレーラーに限定して牽引出来る免許。
※大きな貨物を牽引する必要がない人の為に設定された免許ですが、受験をする時は運転免許試験場と前もって連絡を取って、試験車両は受験者の持ち込みなど、普通の牽引免許より準備が必要となります。
いかがだったでしょうか?
セミトレーラーは、使用用途合わせて種類を選ぶことができ、運転などのコツを覚えておけば、運転時の不安要素も無くなりますよね☆
購入などをお考えのドライバーさんは、以上の内容を参考にしてみてはいかがでしょう!
中古トレーラー(セミトレーラー)の購入はこちらから!
セミトレーラーまとめ
-
セミトレーラーについての知識をお届けしましたがいかがでしたか?
-
ミーンミンミンミーン-
-
姫?それはもしや…
-
セミさんトラー?
-
(ベッタベタなネタじゃな…)
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします