トラックで資金調達!「リースバック」で運送・建設会社の資金繰り改善
公開 : 2024/08/02更新 : 2024/08/22
みなさん、こんにちは! トラック王国の展示場スタッフ、全国 展子(ぜんこく てんこ)と申します!
今回は、トラックで資金調達ができる「リースバック」についてご紹介します。
「急な支払いが重なり、今すぐ資金を調達したい」「トラックの購入資金を調達したい」「資金繰りを改善したい」とお悩みの運送・建設会社の経営者様へ。
本記事では、そんな悩みを解決する資金調達方法「リースバック」について解説します。資金調達、財務状況の改善、事業の安定にお役立てください。
資金繰りを圧迫しやすい運送・建設業界の特徴
トラックの購入・維持費による負担
運送業や建設業では、事業を行う上でトラックや重機は必要不可欠です。
トラック・重機は高額であるため、購入する際にはまとまった資金が必要です。例えば、大型トラックを新車で買おうとすると1,000万円を超えることも珍しくありません。
- トラック購入・維持費の具体例
- 新車の大型トラック購入費用:1,000~2,000万円前後(形状やカスタマイズにより異なる)
- 燃料費:軽油リッター約145円~155円(時期により変動)
- 高速道路料金:距離や時間帯によって変動
- メンテナンス費用:定期点検、部品交換など、年間数十万円~数百万円程度
- 車検費用:1年に1度、25万円前後(修理内容によってはさらに費用がかかる場合もあり)
- 自動車税:車両の排気量によって異なり、年間数万円~数十万円程度
トラックを購入する際は、一度にまとまった資金が必要なので自己資金が不足している場合は借入に頼る事がほとんどです。
借入を行うと、返済が発生するので長期にわたって資金繰りを圧迫する要因となります。
また、トラックの維持費も負担となります。燃料費や高速道路料金などの運行費用に加え、定期的なメンテナンス費用や車検費用、自動車税、自賠責保険なども発生します。
数年から十数年に一度トラックを買い替える際は、まとまった費用が必要になります。このように、トラック・重機の購入・維持費は、事業規模の大小を問わず、常に資金繰りを圧迫する要因となります。
季節変動や経済状況による影響
運送業や建設業は、季節や経済状況の影響を受けやすい業界です。
例えば、建設業では冬は積雪関連地域だと雪の影響で工事量が落ち込む事によって売上が減少し、会社の経営が不安定になりがちです。一方、夏は台風やゲリラ豪雨などの影響で工期が遅延する事で、あらかじめ確保しておいた関係会社の予定が合わなくなれば別の会社を新たに探して契約する必要があるなど、追加費用が発生することもあります。
運送業では、年末年始やゴールデンウィークなどの繁忙期には物流量が増加し、売上も増加しますが、閑散期には物流量が減少し、売上も減少します。このように、季節変動によって売上が不安定になることが多く、資金繰りが難しくなることがあります。
景気動向に左右されやすいという側面も、これらの業界の資金繰りを難しくする一因となっています。
季節変動による資金繰りへの影響例
- 建設業の場合
- 冬季:積雪や凍結の影響で工事が減少し、売上減少
- 夏季:台風やゲリラ豪雨の影響で工期が遅延し、追加費用発生
- 運送業の場合
- 繁忙期(年末年始、ゴールデンウィークなど):物流量増加、売上増加
- 閑散期:物流量減少、売上減少
経済状況による資金繰りへの影響例
- 景気後退時:建設需要や物流量が減少し、売上減少
- 円安時:輸入資材費の高騰による原材料費の圧迫
元請け・下請け構造による影響
元請けからの受注が基本となる業界構造が大きく影響しています。
元請け企業から下請け企業へと仕事が流れる構造では、仕事を実際に行ってから対価が支払われるまで時間がかります。このような構造は資金回収遅れの原因となり、資金繰りを圧迫します。
例えば、新たに受注した仕事の為に新たにトラックを購入したり、人材を確保したりしても、実際の入金は数ヶ月後になるため、その間の運転資金を確保する事が難しい場合があります。このような資金回収の遅延は、資金繰りの悪化に繋がりやすいため、業界全体で改善が求められています。運送業、建設業共に同じ課題があり、特に建設業が顕著です。
運送・建設業界における資金繰りの重要性
なぜ資金繰りが重要なのか?
資金繰りが滞ると、事業の継続に大きな支障をきたします。例えば、以下のような問題が発生する可能性があります。
- 従業員の給与遅延
- 取引先への支払遅延による信用失墜
- 新規事業への投資機会の損失
- 最悪の場合、倒産
このような事態を避けるため、資金繰りの重要性を認識し、計画的かつ戦略的に資金を管理していく必要があります。言い換えれば、資金繰りの安定化は、企業の存続と成長を左右する重要な経営課題と言えるでしょう。
資金繰り改善のよくある方法
運送業や建設業など、資金繰りが厳しい状況に陥りやすい業界では、
さまざまな資金繰り改善策を講じることが重要です。
金融機関からの融資
資金繰りの改善策として、まず挙げられるのが金融機関からの借入です。
運転資金や設備資金など、さまざまな目的に応じた融資を受けることができます。
大きく分けて、銀行融資、政府系金融機関融資、信用保証協会の保証付き融資の3つがあります。
銀行融資
銀行融資は、金利が比較的低く、利用可能額(限度額)が大きいなどのメリットがあります。
審査に時間を要す、担保や保証人が必要な場合があるなどはデメリットです。
銀行によって、融資の対象となる業種や企業規模、融資条件などが異なります。
返済能力や担保の有無などが審査条件となります。
政府系金融機関融資
政府系金融機関融資とは、日本政策金融公庫など政府関係機関が行う融資のことです。
銀行融資よりも低金利で、長期返済が可能な融資制度が多く用意されています。
創業融資やM&Aに取り組む場合の融資など独自の融資制度がある事も魅力でしょう。
創業間もない企業や中小企業を支援する目的で設けられており、融資制度の利用には一定の条件を満たしている必要があります。
信用保証協会の保証付き融資
信用保証協会の保証付き融資とは、信用保証協会の保証によって、金融機関から融資を受けやすくする制度です。信用保証協会は、中小企業が金融機関から融資を受ける際、保証人となって、中小企業の信用力を補完する役割を担っています。
民間金融機関よりも審査が緩やかである場合が多いです。
保証料は発生するものの、信用保証協会の保証により低金利な融資を受けられる可能性がある事がメリットです。
融資の申込は、金融機関ではなく、信用保証協会に対して行います。信用保証協会は、企業の経営状況や将来性などを審査し、保証の可否を判断します。
補助金や助成金の活用
また、他に国や地方自治体では、中小企業の資金繰り支援を目的とした補助金や助成金制度を設けています。
これらの制度を活用することで、資金調達の負担を軽減することができます。
補助金と助成金はどちらも原則として返済不要であることが特徴ですが、それぞれ定義や申請手続きが異なります。
トラックのリースバックとは?!
トラックのリースバックとは、所有しているトラックをリースバック会社に売却すると同時に、そのトラックをリース契約によって借り受けることで資金調達を行う方法です。
トラックを売却することでまとまった資金を調達でき、且つ、リース契約によって引き続きトラックを使用することができます。
運送業や建設業のように、トラックが事業に不可欠な業界では特に大きなメリットとなります。
リースバックのメリット
- 審査期間が比較的短く、短期間で資金調達ができる
- トラックで、資金調達ができる
- トラックは、使い続けられる
- 売却損益計上で節税になる
リースバックのデメリット
- リース期間満了時の選択肢がない契約だと、最終的にトラックを手放す必要がある
- リースバック契約後、毎月リース料を支払う必要がある
- リース契約満了時に買取オプションを選択した際、トラックを再度買取るための資金が必要になる
- リース期間中の車両管理を怠ると、リース期間満了時に、原状回復費用などを請求される可能性がある
トラック王国ノリースであれば、最短2週間で資金調達ができます!
また、買戻しオプションも追加料金なしでお選びいただけます。
リース期間満了時のお客様の状況に合わせて再リース、買戻し、返却の3つの選択肢からお選びいただけます。将来の状況はなかなか予測が難しいですよね・・・・!トラック王国ノリースであれば、お客様の状況に合わせて安心してお選びいただけますので、まずはトラック王国ノリースへご相談ください。
まとめ
トラックのリースバックは、運送業や建設業などトラックを保有する企業にとって、資金繰りを改善する有効な手段です。
トラックを売却して資金を調達しながら、リース契約によって車両を使い続けることができるため、今まで通りトラックを活用して仕事をしながら資金繰りの課題も解決できます。
リースバックを利用する際は、会社選びや契約内容の確認などもしっかりした上で、営業担当に不明点なども確認した上で導入を検討しましょう。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします