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トラックをきれいに洗車するには? 洗う方法とグッズの選び方

公開 : 2024/01/16更新 : 2024/04/30

20240116_car_wash 全国展子 みなさん、こんにちは! トラック王国の展示場スタッフ、全国 展子(ぜんこく てんこ)と申します!
今回はトラックの洗車に関するご紹介です!ブックマーク登録もよろしくお願いします!

トラックの洗車はどのようにしていますか?きれいなトラックは、運転していても作業をしていても気分がいいですよね。さて、そんな洗車ですがどんなふうに汚れを落としていますか?

実は汚れたままだと、見た目の印象がマイナスイメージになるだけでなく外装や足回りなど見た目以上にダメージが発生します。大型のトラックは特に目立つ存在なので、社名が入っていれば宣伝も兼ねてきれいにしておきたいもの。今回は、気になっていた洗車のポイントをご紹介します。

洗車が楽ちんになる裏技!洗車が好きになるグッズ!サビ、虫取りなど汚れの種類別おすすめ洗剤!え?あの台所用品で洗車が?など知って得する情報がいっぱいです。早速、洗車が楽しみになりますよ。

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トラックに洗車が重要な理由

トラックは日本の物流にかかせない車両です。
トラックと一口に言っても、色々な業種で多様な使い方をします。架装の形状も箱型、平ボディー、ユニック、ミキサー、バルク車、ローリー、レッカー、クレーンなどがあります。トラックは外装に目が取られがちですが、足回りに特に汚れが付着しやすくどこを走行しているかでダメージに違いが出てきます。

足回りにダメージが出ると、走行中に不具合を起こしたり急に止まってしまうなど、それ以後の仕事にも大きな影響が考えられます。トラックのパフォーマンスを総合的に良くするには、エンジンなどのメンテナンスも大切ですが、足回りの始業前点検もしっかり見ておきましょう。

洗車をしておくと不具合の発見が容易になり、メンテナンスがしやすくなります。コンディション問題は一気に起こるわけではありません。例えば架装の箱の観音扉、平ボディーのあおりのキャッチ部分などは細かい部品が多く使われています。ここの汚れを放置しておくと、いつの間にか錆ついて開閉時に変な音がしたり動かなくなってしまいます。錆が進むと塗装の内側で腐食したり、ボディに穴が空いたりと車体を傷める原因になります。

車体が傷んでしまうと、その部分を外して新しい部品と交換するか、腐食が進むと大きな範囲で切り取って溶接しなければなりません。部品の型式が古いと、製造が終わっていて同じ部品が手に入りにくくなります。全く同じ部品を手に入れるとなると、入手ルートが限られますので時間も経費も必要以上にかかってしまいます。もしかしたら、見つからないケースも。

もし上手く見つかっても、洗車回数が少ないと似た様な部分で同じように腐食しているかもしれません。これではせっかく部品を新しくしても、また不具合が・・・まるでいたちごっこですね。それらを防ぐためにも洗車は侮れない大切な作業の一つなのです。

トラックを洗車する方法

大型車専用洗車機を利用する

一番手っ取り早いのは、大型車専用洗車機を利用する方法があります。この洗車機は、乗用車と同じように、定位置にトラックを停車しコースを選んでお金を入れます。すると上部と左右からシャンプーなどの洗剤と大きな円筒状の回転ブラシが作動し、自動で前後に車体をブラッシングしてくれるのでドライバーは乗っているだけで洗車が終わります。

それぞれの洗車機の機種にもよりますが、洗車の設定ボタンは箱型、セミトレーラー、平ボディー、バス、があり、トラックのタイプを選択します。時間は選択したコースで変わりますが、シャンプー洗車で4~5分で終わります。洗車の種類は水洗い、シャンプー、撥水、等色々あります。汚れがひどい時には、往復回数をオプションで増やして洗車しましょう。ワックスは車体がピカピカになりますが、撥水にするとその名の通り水をはじくので汚れが付きにくくなる利点があります。

洗車機は乗用車と変わらない感覚で気軽に利用できます。お値段は600円~1500円。大手のガソリンスタンドや、運送会社などでも一般のトラック洗車が利用可能なところがあります。長距離を移動する場合、国道沿いにはトラック専用の大型洗車機が設置されているガソリンスタンドがあります。場所と営業時間をチェックしておきましょう。

セルフ洗車を行う

洗い方

自分で行うセルフ洗車では、あらかじめグッズを用意しましょう。スポンジや洗車ブラシ、洗剤、脚立を準備して車体を洗います。長靴や、洗剤で手荒れ防止のためのグローブ、ゴーグルがあれば水がかかっても気にならずに洗車ができます。

最初に高圧洗浄機などで水をかけて、大まかに汚れを落とします。基本的に上から下へ、流していきます。次に洗剤を使います。専用洗剤のカーシャンプーの代わりに、台所の食器用洗剤を泥除けに使用するドライバーさんもいます。食器用洗剤や、マジックリンなども油が混じっている汚れを落とすには使いやすいようです。

最後にワックスや磨き粉などで、ピカピカに仕上げます。夏場の気温の高い時は、車体が高温になっているのでワックスがすぐに乾き、ふき取りに苦労するケースがあります。風が強い日は、逆にほこりが舞ってゴミや砂の付着が考えられます。判練りタイプのワックスや、ふき取りタイプの仕上げ作業は当日の気温や風力、黄砂情報に気を付けましょう。

汚れの種類

汚れは、砂ぼこり、油膜、工業地域の鉄粉、泥、夏の虫など実に様々な成分に分かれています。夏の虫はタンパク質や脂分を含むので、食器用洗剤が良く落ちます。ちょっとした虫なら専用の虫取りクリーナーが便利です。大量に使用したいときには、食器用洗剤を薄めて使用するとリーズナブルで手に優しい成分がドライバーさんにも人気の様です。

車体の素材の種類

キャビン(コックピット、運転席)部分との塗装面と、アルミ製の箱やあおり、足回りやサイドバンパーにはステンレスと使用する素材が違います。それぞれの素材に合った洗浄剤を使用しましょう。例えばアルミ専用の復活剤の中には強い酸性の成分があり、タイヤのアルミはOKですが塗装面につかないように気を付けなければなりません。まぜるな危険の表示があったら注意書きをよく読んで使用しましょう。塗料を使用したウエスと触れると発火の危険があります。

洗剤の種類

車体にはカーシャンプー、鉄粉用クリーナー、金属磨き、アルミやステンレスの研磨剤、水垢取り、などがあります。用途によって、入っている洗剤の成分が違いますので他の部分を痛める可能性があります、気を付けましょう。

メッキ部分にはメッキ専用クリーナーを使用しましょう。トラックやトレーラーなど、メッキ加工されているデザインのトラックがあります。ピカピカに磨かれていたら目立ちますよね。あのメッキ部分は単なるドレスアップや流行っているデザインのためにあるわけではなく、防錆効果があり耐摩耗性、耐熱性がUPする効果を狙っています。

メーカー名があるフロント部分は前からの風を受けてごみやほこり、砂などをまともに受けてしまいます。そんな場所にはメッキ加工がうってつけ!特にドアノブは何度も開け閉めするので人の手が直に触れる場所、メッキの効果として抗菌作用もうたっています。

酸性のケミカルクリーナーは化学変化でメッキをぼろぼろにしてしまう傾向があります。またコンパウンドのような研磨剤入りも、研磨剤の粒子が砥石の様に荒いものと細かいものがありますので注意しましょう。

特に海岸沿いや、冬場は足回りに塩分が付きやすくなります。融雪剤は塩化カルシウム=塩です。海風が無いからといって油断は禁物。しっかりタイヤ周り、泥除け、尿素水タンクやサイドバンパーなど裏側もブラシなどで丁寧に洗う事をおすすめします。吊るしてあるタイヤの取り付け接触部分も錆がつきます。時々外してコンディションを確認しましょう。

トラックの洗車方法について紹介しているので、こちらも是非ご覧ください。

おススメ洗車用品の選び方

高圧洗浄機

ポータブルの高圧洗浄機があれば洗車が楽になります。ホースを機械につなげば、洗車ガンから高圧の水が出ます。気を付けなければならないのは、ホースの長さやアタッチメントです。いざ購入しても水道直結でなかったり、ホースが短かったり、ジョイント部品が足りなかった、東西日本兼用でなくいずれかの地域で使えなかったなど後悔しないように、アッセンブリで一式揃ったものを購入するのがおすすめです。(高圧洗浄機2021改良型高圧洗浄機、高圧・低圧切り替え可能約15,000円~、高圧洗浄機パワフル(約11,000円~)

脚立

脚立もトラックの洗車には欠かせない道具です。一般に脚立は開くと三角形になるはしご兼用脚立が多用されていますが、トラックの洗車面が広いのでこのタイプは不向きです。おすすめなのは展開すると台形型になり、台の上で横移動ができるタイプです。高さが80センチほどのものが使い勝手がいいとされていますが、トラックの高さやドライバーさんの身長に合わせて選択しましょう。素材はアルミ製が多く、軽量なので持ち運びに便利です。洗車台、足場台、踏み台2段脚立として販売されています。(脚部伸縮天板幅広足場台 約15,000円~)

ブラシ、スポンジ

洗車に使うスポンジは使いやすい形状を選びましょう。ブラシもそうですがへたってきたら洗剤が早くスポンジから抜けてしまうので、早めの交換がおすすめです。最近は柔らかいマイクロファイバーのモップ型を使うドライバーさんも多いようです。拭き上げの時の吸水性は群を抜いていいので、手早く作業が終わります。マイクロファイバースポンジ(約3,000円)伸縮性洗車ブラシ(約3,000円)伸縮性モップタイプ(約2,000円)水圧回転式洗車ブラシ(約4,000円)
これらのスポンジやブラシがセットになったものや、伸縮性のブラシの先端が脱着式になっている便利なタイプも人気です。

洗剤

洗剤の種類には汚れを落とすカーシャンプー(撥水カーシャンプー4L約3,500円、錆を落とす錆び取り剤(サビ・トレール2Ⅼ約3,000円、ハイトレール2L約3,000円)、鏡面磨きなどの研磨剤(金属磨き70g約600円艶出し研磨剤トラッカーズプロ550g約2,500円)アルミ専用クリーナー(ブルーマジック550g約2,000円、アルミポリッシュ473ml約3,000円)ステンレス専用クリーナー(ステンレス復活洗浄剤300ml約2000円)ガラス油膜取り(キイロビン200ml約700円)などがあります。

カーワックス、コーティング

カーワックスはきれいになった塗装面をキープしておく必須アイテムです。判練りタイプやスプレータイプ、どちらもふき取り仕上げですが塗装色に合わせたものがおすすめです。全塗装色対応カーワックス(約4000円~)カーワックスもコーティング剤も汚れをつきにくくする撥水に特化したもの、ガラスの様にピカピカに仕上がるものなど、それぞれ特徴があります。自分のトラックに合ったワックスを選びましょう。これをやるかやらないかで、ボディーの寿命が違ってきます。買取査定額のアップにも役立ちますので、こまめなお手入れが大切です。

裏ワザ

ここで最近洗車に便利なグッズがあるので、こっそりご紹介します。洗車の時にブラシやスポンジではキャッチの裏側や、ボルトの隙間が入らないことがありますよね。そんな時にはグローブ型のマイクロモップがあれば問題は解決!手袋型なので指先で細かいところまで、洗うことが出来ます。サイドバンパーやミラーの付け根を軽く握って滑らせると、洗いムラも残らず指先の感触で汚れか錆かがすぐにわかります。

虫取りにはどんなベテランドライバーさんも頭を悩ませます。虫がついてすぐに洗うと汚れは落ちますが、運行表の通りに走ろうとするとトラックを止めるのは難しくすぐに洗車場があるとも限りませんよね。そんな時は、百均でも手に入る白いネットで覆われた薄いスポンジが虫取りに最適です。ネットの網が何度も虫を引っ掛けてくれるので、水で流した後にさっと擦るだけ!ごしごしと何度もこすって塗装面やメッキの部分を痛めることもなく、スムーズに虫取りが終了します。

アルミのホイールなら仕上げには耐水性の3,000番以上、細かい目のサンドペーパーがおすすめです。

トラックの洗車まとめ

ここまでトラックの洗車について、色々ご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?ついつい見逃してしまう汚れ、落ちなかった汚れの正体が分かれば対策が立てられますね。トラックの寿命を延ばすためにも、こまめに洗車したいですが錆びや腐食など落ちない汚れが気になったら買換えのタイミングかもしれません。

  • 全国展子

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