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フォークリフトの運転は難しい?資格取得の流れと操作時のポイント

公開 : 2024/01/29更新 : 2024/06/13

20240129_forklift-operation 全国展子 みなさん、こんにちは! トラック王国の展示場スタッフ、全国 展子(ぜんこく てんこ)と申します!
今回はフォークリフトのご紹介です!ブックマーク登録もよろしくお願いします!

「仕事でフォークリフトを運転することになったけど、どうすればいいかわからない」「フォークリフトの運転のコツを知りたい」。

お仕事でフォークリフトを活用する場合、この様な疑問が生じることもあると思います。

今回はフォークリフトの種類資格取得操作時のポイントなどについてお伝えします。

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フォークリフトとは?

フォークリフトとは、油圧を利用し昇降、または、傾斜することができる荷役自動車です。フォーク(荷物を運ぶつめ)を車体の前面に備えていることが特徴であるために、フォークリフトという名前で呼ばれています。

フォークリフトの主な役割は、車体前方にあるフォーク(つめ)を使って、パレットに差し込み持ち上げて運搬することです。フォークリフトは荷物を持ち上げた状態でも走行できることもあって、たくさんの重たい荷物を移動させる場合にとても便利ですし、人が運ぶよりもかなりの時間短縮となります。フォークを上昇させることでマスト(支柱)も伸びて上昇するために、フォークリフトの車体の高さ以上の、高い場所に荷物を移動させることが可能なのがフォークリフトの強みです。

そんなフォークリフトには、さまざまな種類があります。フォークリフトの種類によって多少役割も変わるため、それぞれの適正に合わせた作業をすることが必要です。フォークリフトの種類は下記の種類が使用されることが多いです。

リーチフォークリフト

リーチフォークリフトの特徴として、とても小回りが利くことから、倉庫などでの狭い通路で作業をする際に利便性が高いです。また、リーチフォークリフトは立ち止ったままでもフォークを前後に動かせるのも特徴として挙げられます。音もあまりうるさくないことも特徴の1つです。リーチフォークリフトは、基本的に立ったまま運転するのが一般的です。

カウンターバランスフォークリフト

カウンターバランスフォークリフトの特徴として、フォーク及びマストが車両の前方にあるということです。車体後方部分に重り(カウンターウエイト)を設けることで、荷物を運搬する際の荷重にも耐えることができる構造となっています。立ったまま運転するリーチフォークリフトとは違い、カウンターバランスフォークリフトは座った状態で運転するのが基本です。

サイドフォークリフト

サイドフォークリフトの特徴として、車体の真横の部分にフォークがついているということです。構造上、木材、パイプなどの長い物、細長いものを運搬する際にとても便利なのがサイドフォークリフトになります。少し特殊な形をしたものであることから、サイドフォークリフトは見た目のインパクトもあるでしょう。

フォークリフトの運転が難しいというのは本当?

フォークリフトは、よく運転するのが難しいという風に言われることがあります。なぜ、そのように言われるのかという理由は、それは乗りこなすまでにはかなりの時間がかかるためです。フォークリフト自体は、資格を取得するのに難易度が高くないので難しくありません。フォークリフトの合格率は90%を超えるなど、受講すればほとんどの方は容易に資格を取得することができます。また、自動車免許に比べても、わずかな期間、わずかな時間で取得できるのがフォークリフトの魅力です。

しかし、難易度は難しくないものの、その分実践によって経験を積み重ねるしかありません。フォークリフトの資格を取得することで、アルバイトや正社員での仕事の際に給料がアップするケースも珍しくありません。特に工場や倉庫内作業等の現場では、パレットを移動させる場合や高い場所の荷物の積み下ろしする場合、フォークリフトは必要不可欠なのです。そのために、実践で日々フォークリフトの運転に慣れて、乗りこなせるようになるのが一番でしょう。

フォークリフトの運転資格を取得する方法

フォークリフトの運転資格を取得する方法ですが、これは荷物の最大積載量や、普通自動車免許を所持しているかどうかでも少し変わってきます。

普通自動車免許をすでに取得している場合、フォークリフト免許を取得するための日数は学科7時間、実技24時間の31時間(4日間)です。

一方で普通自動車免許を所持していない場合は、フォークリフト免許を取得するための日数は、学科11時間、実技24時間の35時間(5日間)となります。そのために、免許なしの場合には、学科を余分に4時間受講する必要があるのです。

また、最大積載荷重が 1t以上のフォークリフトですと、フォークリフト運転技能講習の受講が必要となり、最大積載荷重1t未満のフォークリフトですと、フォークリフト運転技能講習あるいは、フォークリフト運転特別教育どちらかの受講が必要となります。

フォークリフトの正式名称は「フォークリフト運転技能講習」です。そのために、履歴書等に記入する場合は、「フォークリフト運転技能講習 修了」と記入するようにしてください。

フォークリフトの運転資格取得までの流れ

フォークリフトの運転資格取得までの流れですが、まずは座学での学科講習を受けます。1日目は配られたテキストを使って講義を受けるのがメインです。学校と同じく朝から夕方まで講義を受けるために、小休憩やお昼休み以外は、ぶっ通しで座学をすることになります。

そして、7時間の学科講習が終われば、次は学科試験です。試験時間は60分ですが、かなり簡単なので、1日目の座学で真面目に講義を受けていれば、数十分あれば簡単にすべて解ける問題です。

無事に学科試験に合格できれば、次は実技講習に移ります。実技講習では、実際にフォークリフトに乗って運転します。実技試験にも問題なく合格すれば、フォークリフトの運転資格が与えられます。フォークリフトは3万円ほどあれば取得することができるため、とてもリーズナブル。しかも、国家資格ということもあり、非常にコスパが良いのがメリットです。

ですので、取得しておいて損のない資格が、フォークリフト免許と言えるでしょう。

フォークリフト運転時のコツ(1) ハンドルの操作

フォークリフト運転時のコツ1つ目は、ハンドル操作です。フォークリフトの運転は、普通自動車のハンドル操作とは違うことを理解しましょう。フォークリフトは後輪操舵といい、方向転換をする場合には後輪が主体となって動くのです。そのために、ハンドルを必要以上に切り過ぎてしまうと普通自動車と内輪差が異なるので、外輪差が大きくなってしまうのです。外輪差が大きくなれば、曲がるときに大回りします。それにより、車体や荷物を壁や他の商品にぶつけてしまうことも考えられるので、注意してください。

フォークリフト運転時のコツ(2) ブレーキの操作

フォークリフト運転時のコツ2つ目は、ブレーキの操作です。ブレーキの操作のコツを身につけることで、フォークリフトの運転が上達できます。フォークリフトのブレーキの特徴は、前進している場合と後進している場合とではブレーキの利き方に差があることです。後進しているときのほうが、ブレーキは利きやすいです。そして、荷物が重たいほどブレーキが効きやすくなるのも理解しておきましょう。これを理解していなければ、万が一のときに止まり切れない、反対に止まり過ぎてしまうなど、事故、荷物の破損を起こす可能性があるのです。

また、フォークリフトはブレーキを踏むだけでなく、前後進のレバーを適切に使うこともできるため、後進している際はレバーを前方に倒すことで、ブレーキを踏まずに車体を止めることが可能です。必要以上に足元のブレーキを使うより、レバーの倒し加減で調節するほうが良いケースもあるために、レバーの操作に慣れれば、レバーを有効活用してみてください。いずれにしても、急ブレーキをかけることがないよう、丁寧に運転することが求められます。

フォークリフト運転時のコツ(3) リフトの操作

フォークリフト運転時のコツ3つ目は、リフトの操作です。できる限りつめの角度を平行に保てるようにすることが大切となります。もし、走行中につめの角度が平行になっていなければ、つめからパレットが外れて落ちてしまい商品を傷つけてしまう可能性があるため、注意してください。また、つめの幅も一定に保つことが大切です。つめの幅が狭すぎれば、つめにパレットが差し込めません。反対に、つめの幅が広ければ、小回りが利かなくなるため、しっかりと一定の幅を保つことが大事なのです。

また、慌てるとミスをしてしまうので、つめをパレットに抜き差しするときは、焦らず落ちついて行うことが重要となります。上げ降ろし時は荷物が落下しやすいため、慎重に作業をする必要があるのです。さらに、リフトの操作は、動きながら上げ下げするのは危険なのでしてはいけません。

フォークリフト運転時の注意点

フォークリフト運転時には、注意すべき点が多くあります。そこで、フォークリフト運転時の注意点をご紹介します。

スピードを出し過ぎない

フォークリフトを運転する際に注意すべきこととして、スピードを出し過ぎないということです。車の運転でもそうですが、フォークリフトの運転の場合も、必要以上にスピードを出してしまうと、大変危険です。特にフォークリフトは狭い場所で作業することや、見通しの悪い場所で作業するケースも多いために、スピードを出し過ぎてしまうと、人身事故につながってしまいます。急に止まることはできないため、スピードを出し過ぎないようにしてください。

フォークに人を乗せない

フォークリフトを運転する際、フォーク部分にはパレット、荷物以外を乗せてはいけません。人を乗せると非常に危険なため、直接はもちろんですが、荷物の安定のために人をパレットの上に立たせて押さえさせるということはやめましょう。落下して大けがをしてしまうことが考えられますし、誰かにぶつかってしまう可能性もあるため、フォークに人を乗せることは絶対してはいけないのです。中には、ふざけてそのようなことをしてしまう人がいるかもしれませんが、もしそのような場面を見かけたときは、注意するか、上司などに報告をするのが良いでしょう。

つめの角度や幅を一定にさせる

つめの角度が一定でなければ、安定性が悪く、商品が落下してしまうこともあるなど危険です。また、重荷は可能な限り低い位置にし、安定性を保てるようにしてください。つめの角度が不安定ならば、パレットがうまく差し込めないですし、幅が広かったり狭かったりすると、商品を落下させることもありますし、商品につめが刺さってしまうことも考えられます。

ですので、つめの角度や幅を一定にさせて、安定性をしっかりと保てるようにしましょう。

フォークリフトの運転まとめ

ここまで、フォークリフトの運転や種類、資格取得の流れ、そして、フォークリフトの運転時の注意点やコツを解説してきました。フォークリフトは非常に利便性が高い一方で、誤った操作方法をしてしまうと、かなり危険な車両とも言えます。 そのため、適切な操作をすることが大切なのです。

  • 全国展子

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