ハイルーフの高さって?標準ルーフとの比較や注意点など!
公開 : 2021/09/25
みなさん、こんにちは! トラック王国の展示場スタッフ、全国 展子(ぜんこく てんこ)と申します!
今回はハイルーフの車両についてご紹介!「標準的な車両との違いは?」「メリットやデメリットは何があるの?」などといった疑問にお答えします!トラック以外にハイエースやマイクロバスのハイルーフ車の特徴などもご紹介!最後までお楽しみください!!
目次
ハイルーフとは?[標準ルーフとの高さを比較]
ハイルーフとは、名前の通り天井が高くなっている車両です。
業務によっては効率的に活用することができますが、天井が高いことによってどんな効果が得られるのでしょうか?
効果を知ることによって「ハイルーフの車両に買い替えたい…」そんな場合もあるかも知れませんよ!
この中でも、業務にプラスとなる効果などを、以下にまとめてみました★
- ■ハイルーフによって得られる効果
- ・レイアウトの自由度が高まる
- ・収納がより増やせる
- ・居住性が良くなる
また、これらに加えて、業務にマイナスになる点は以下があります。
- ■ハイルーフによって得られるマイナス効果
- ・車両価格が高い
- ・駐車スペースが限られる
- ・使用できるエンジンが少ない
このように、ハイルーフの車両を選ぶことによってメリットとデメリットの両方が生まれますので、これらを配慮した上で購入などを考えてみましょう◎!
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マイナスになる部分も知っておかないと、購入しても使えなくなる場合も!
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せっかく買っても車庫に停められないと、意味がないのう。
ハイルーフの高さとは?
では、良く耳にするルーフという言葉には、どんな意味があるのでしょうか?
標準的なルーフとハイルーフを比較しながら、考えてみましょう!
ルーフとは英語の屋根(roof)を意味する言葉であり、トラックの場合はキャビン(運転席)の天井部分を指しています!
例えば、トラックの中でも平ボディは平らなルーフが多く採用されていますが、ルーフ自体はいろいろ種類があるんです。
トラックのハイルーフは、平らなルーフの上に箱型のスペースが追加されている場合があり、標準的な車両よりも運転席が高くなっています。
- ■トラックの標準ルーフとハイルーフ
- ・標準ルーフ→平らな形をしている
- ・ハイルーフ→箱型スペースが追加される
また、ハイルーフの中でも屋根上に居住スペースがあり、人が入って寝ることができるタイプはスーパーハイルーフと呼ばれることも!
中を覗くと秘密基地みたいな作りになっていますが、メーカーによって呼び名が少々異なり、〇〇ハイルーフなどという近い名称になっていることも。
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中が広々としているなら、足を伸ばして寝れそうトラー
標準ルーフとハイルーフの比較
トラックのハイルーフについて触れてきましたが、この2つのルーフの違いはなんでしょうか?
この違いについては、それぞれ異なった機能を有しています。
そんなルーフの違いは、トラックなどで以下のように分類できます!
■ルーフの違い
- ●標準ルーフ
- 通常のトラックに用いられる、平らな形をしたルーフ。
- ●ハイルーフ
- 標準ルーフ上に、少しスペースを追加したルーフ。
- ルーフが高いため、運転席も高くなっている。
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ハイルーフのほうが中が広いトラー
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ハイルーフの車両に乗ってみると、高さの違いがよくわかりますよ!
『ハイルーフ不可』の駐車場・カーポート[駐車場の種類]
ハイルーフの車両は天井が高いため、駐車時によっては「ハイルーフ駐車不可」の表示が出ている場合もあります。
この不可表示が出ている駐車場は、どれくらいの高さまで制限があるのでしょうか?
実は、ハイルーフの車両は高さ2.2メートル以上が多く、駐車場では最高2.5メートル程度の高さ制限があります。
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今回はさらに「駐車場の高さはおよそ何メートルなのか、先に知っておきたい!」という方のために、展子が駐車場のタイプごとに調べてみました!
- ●立体駐車場
- 自走式と機械式に分かれ、主に大きなショッピングセンターやビル、マンションの地下や屋上に設置されることも。
- この駐車場は建物の構造によって高さ制限が変化し、およそ2メートルから2.5メートルまでの制限があります。
- ●自走式
- 複数の階が斜路によって繋がったタイプで、国内では古くから存在しています。
- 平面の駐車場であれば高さ制限は無いことが多くなってますが、自走式立体駐車場の場合は1,790mm程度の高さ制限があります。
- ●機械式
- 機械式はタワー式の駐車場を指し、多段式や2段式、垂直循環式やエレベーター式などに分かれ、高さ制限が1,550mm程度と厳しくなっています。
- 高さ制限は厳しくなっていますが、車両を機械によって管理するため、他の駐車場よりも防犯性が高いという特徴もあるのです!
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このような高さ制限があるので、ハイルーフの車両は限られた立体駐車場じゃないと停められないかも知れません…。
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駐車場は土地や建物によって設置されるタイプが分かれ、高さ制限もそれぞれ異なってくるので要注意じゃ!
ハイルーフの高さは?[トラック・ハイエース・バス]
さて、ハイルーフのトラックを選ぶドライバーさんは、車両の居住性を高めるために購入してる方が多いと思います。
これはドライバーさんの身長にもよりますが、車内で屈まず立ちながら歩くことが出来るのは、ハイルーフぐらいしか無いですもんね!
また、ハイエースやマイクロバスといった車種にもハイルーフが存在しますが、どのように使われるのか気になりませんか?
「トラックのハイルーフは想像付くけど、ハイエースやマイクロバスのハイルーフってどう使われるの?」と思うことも多いかも知れません。
特に、ハイルーフの利点をどのように活かしているのか、気になりませんか?
これらの車両の用途を事前に確認できたら、「こっちの車両の方が使い勝手がいい!」ということがあるかも!
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展子くん!早くそれぞれの特徴を教えてくれたまえ!
-
はい!ここから先は、ハイエースやマイクロバスのハイルーフ車両についても、詳しく触れていきますよ!
トラックのハイルーフ
ここまでで、トラックのハイルーフについて多く触れてきましたが、標準ルーフやハイルーフ以外にもルーフの種類があるのです!
このルーフの種類については、見た目がハイルーフに似ていても、異なった機能を有している場合も。
そんなトラックのルーフは、以下のように分類できます!
■トラックのルーフの種類
- ●標準ルーフ
- 通常のトラックに用いられる平らなルーフ。
- ●ハイルーフ
- 標準ルーフ上に少しスペースを追加したルーフ。
- ●スーパーハイルーフ
- ハイルーフをさらに広くして、運転手が横になれるスペースを設けたルーフ。
- 運転席と眠るためのスペースは別々になってます。
- ●風防(エアデフレクター)
- スーパーハイルーフのような見た目ですが、空気抵抗を減らすために付けられています。
- なので、中が空であり、運転手が横になることも出来ません。
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スーパーハイルーフとエアデフレクターは、一見見分けがつかないぐらい似ていますよ!
ハイエースのハイルーフ
ハイエースとは、普通免許や中型免許などで運転が出来るトヨタのバン型車両です。
人や荷物を多く乗せることができ、耐久性も高いために、社用車や緊急車両にも活かされています!
さらに、個人での需要も高い車両であるため、ハイエースの専門店も存在するほど。
そんなハイエースはキャンピングカーのベースとしても使われることがあり、ハイルーフの車両が選ばれています。
ハイルーフの場合は、天井が高いことが室内の広さをより印象づけるそうで、あまり手を加えなくてもキャンプで使えるそうです!
- ■ハイエースのハイルーフ車両
- ・キャンピングカーのベースに使われる
- ・天井が高いので、より広く感じる
もしくは天井を改造して、ポップアップルーフを取り付けることも。
ハイエースはこれらの理由により、安価でキャンプを楽しめる車両としても知られています。
また、ハイエースはマイクロバスとしての用途もあるので、次の項目で詳しく触れていきたいと思います!
マイクロバスのハイルーフ
ハイエースがマイクロバスとして活用される理由は、もともと備えている駐車場での停めやすさや走行性能の良さ、普段乗りもできる気軽さなどがあります。
さらに、広々とした車内を、様々なレイアウトに設定できるという要因も。
このような利点に加え、ハイルーフの場合は天井も高くなるので、乗り降りのしやすさや、移住性がより高くなります。
- ■ハイエースのマイクロバス
- ・走行性能が高い
- ・様々なレイアウトに変更可能
- ・ハイルーフだとより乗り降りしやすい
これらの特徴を活かし、送迎車や精密機器運搬車などに使用されることも!
ちなみに、ハイエースと同様の特徴をもった日産のキャラバンも、マイクロバスとして活用されることがあります。
キャラバンとハイエースとの違いは、キャラバンにはディーゼルエンジンの車両があり、エンジン独特の揺れが発生する場合もあることです。
ハイルーフ車のメリット・注意点とは?[メリットやデメリット]
では、ハイルーフの車両を選ぶことによって生じるメリットや注意点とは、何があるのでしょうか?
そもそも、車両に備えられたキャブとは、英語の「Cabin」から派生した言葉で、日本語に訳すとコクピットなどを表します。
トラックには運転席や助手席、操作設備などが搭載されていますが、この部分をまとめてキャブやキャビンなどと呼んだりします。
このキャビンは、トラックの車種などによって広さや設備などが異なるので、ご注意ください!
また、車両の利便性が高い分、標準的な車両に比べて金額が高くなってしまい、コストがかかることにも注意しておきましょう!
これは他の車両でも一緒ですが、標準的な車両が一番安く、高さや幅が広くなっている車両は金額も比例して高くなってしまいます。
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ハイルーフの車両を使う機会があるならば、事前にメリットや注意点を知っておいた方が良いですよね。
ここから先は、より詳細なメリットなどについて確認したいと思います!
ハイルーフ車のメリットとは?
では、ハイルーフ車を選ぶことによって得られるメリットとは、何があるのでしょうか?
ここでは、ハイルーフのトラックを元にメリットを挙げてみました!
- ■ハイルーフのメリット
- ・視界が広く、事故に遭いにくい
- ・様々な積載物を積める
- ・ドライバーが休める
ハイルーフの車両はシートの位置が高くなっているため、自動車よりも視界が広くなっています!
このため、事故を起こしたり巻き込まれたりすることが少なくなっています。
また、天井が高く設計されているため、通常のトラックよりも多く荷物を積めたり、長さや高さのある荷物でも楽に積めますよ!
さらに、ハイルーフ内部などにベッドスペースが設けられていれば、長距離運送などの際も休みを取りやすくなっています。
このベッドスペースには私物などを置いておくことも出来るので、使い勝手が良いですよね。
つまり、安全性や積載性、ドライバーへの快適性などが高くなっていると言えるでしょう。
「これらを確認する限りは、ハイルーフの方が断然便利なんじゃない?」と思えるかも知れませんが…。
ハイルーフ車を扱う際には、注意点も何点か挙げられるのです。
この注意点は次の項目でくわしく確認していきましょう!!
ハイルーフ車の注意点とは?
ハイルーフの車両を選ぶことによって生じる注意点とは、何があるのでしょうか?
メリットの1つとして挙げられた、車高が高いため自車の視界が広くなる点は、他車にとって視界が狭くなってしまうという問題点にも変わるのです。
また、標準的な車両よりも天井が高いために、駐車時に屋根が引っかかってしまうことがあるので、駐車場によっては停められない場合も。
さらに利便性が高い分、標準的な車両よりも価格が高くなっている点も、デメリットと言えるでしょう。
- ■ハイルーフ車の注意点
- ・他車の視界が狭くなる
- ・駐車時に停められないことも
- ・標準的な車両よりも高額
また、天井が高いために洗車やワックスがけなどの手入れが面倒であったり、走行時に横風の影響を受けやすいといった意見もあります。
特に高速道路の走行時などは、スピードも加わるために、運転中に風の影響を強く感じるそうです…!
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運転に自信のある人じゃないと、運転は大変かも知れんのう…。
ハイルーフのまとめ
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ハイルーフの特徴などについて、理解して頂けたでしょうか?
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メリットやデメリットを理解した上で、購入しないといけないんじゃな。
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姫もハイルーフのトラックが欲しくなったトラー
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姫はハイルーフのどこに魅了を感じましたか?
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ルーフの空いたところに食べ物をいっぱい置ける所トラー!
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ハイルーフじゃなくても、沢山置けますよ…
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