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トラックの車検費用の目安と内訳、安く抑える方法は?

公開 : 2024/01/26更新 : 2024/06/13

20240126_vehicle_inspection 全国展子 みなさん、こんにちは! トラック王国の展示場スタッフ、全国 展子(ぜんこく てんこ)と申します!
今回は車検費用のご紹介です!ブックマーク登録もよろしくお願いします!

トラックを所有している場合、必ず受けないといけない車検。この車検について「できるだけ費用を安くしたい!」という方もいらっしゃると思います。

車検費用を安く抑えるには、どのような方法が有効なのでしょうか?

今回はトラックの車検費用の目安や内訳、車検費用を安くするための方法などをまとめてみました。

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トラックの車検費用の目安

トラックは自分たちの荷物を運ぶ「自家用」と、お客様の荷物を運び賃金を受け取る「事業用」に別れます。事業用トラックは、国内の流通を支えているため、車検費用が優遇されています。

今回は自家用と事業用トラックについて、トラックの大きさごとに分かれる車検費用についてお伝えします。

①軽トラックの費用目安→¥60,000程度

軽トラックの場合、車検有効期間は初回が2年、2回目以降も2年となっています。

自賠責保険料は自家用・事業用ともに¥25,070(24ヶ月分)、自動車重量税(2年分)はエコカー減税対象車の場合、以下の支払い額が目安となります。

自家用・事業用

免税→¥0

減税75%→¥1,200

減税50%→¥2,500

減税25%→¥3,700

 

自家用・事業用

初年度登録から13年未満→¥6,600

初年度登録から13年経過→¥8,200

初年度登録から18年経過→¥8,800

 

法定費用の合計は、¥26,170~¥34,970程度となります。

また、法定費用として整備費用や車検代行の手数料が掛かり、整備費用は走行距離にもよりますが、¥20,000から¥80,000程度になります。

車検代行の手数料は専門店の場合¥5,000~¥10,000、ディーラーの場合¥20,000~¥50,000程度掛かります。

②小型トラックの費用目安→¥100,000程度

小型トラックの車検有効期間は、初回が2年・2回目以降は1年です。

自賠責保険料は自家用で¥23,970・事業用で¥27,900(各12ヶ月分)、自動車重量税(1年分)はエコカー減税対象車の場合、以下の支払いが目安となります。

自家用・事業用

免税→¥0

減税75%→¥3,100

減税50%→¥6,200

減税25%→¥12,500

 

自家用・事業用

初年度登録から13年未満→¥20,500(自家用)・¥13,000(事業用)

初年度登録から13年経過→¥28,500(自家用)・¥13,500(事業用)

初年度登録から18年経過→¥31,500(自家用)・¥14,000(事業用)

 

法定費用の合計は、自家用で¥25,070~¥56,570、事業用で¥29,000~¥43,000程度となります。

また、法定費用として整備費用や車検代行の手数料が掛かり、整備費用は走行距離にもよりますが、¥20,000から¥80,000程度になります。

車検代行の手数料は専門店の場合¥5,000~¥10,000、ディーラーの場合¥20,000~¥50,000程度掛かります。

さらに、整備費用として¥50,000~¥80,000程度が加わります。

③中型トラックの費用目安→¥150,000程度

中型トラックの車検有効期間も、初回が2年・2回目以降は1年です。

自賠責保険料は自家用で¥35,620・事業用で¥49,550(各12ヶ月分)、自動車重量税(1年分)はエコカー減税対象車の場合、以下の支払いが目安となります。

自家用・事業用

免税→¥0

減税75%→¥9,300

減税50%→¥18,700

減税25%→¥28,100

 

自家用・事業用

初年度登録から13年未満→¥32,800(自家用)・¥20,800(事業用)

初年度登録から13年経過→¥45,600(自家用)・¥21,600(事業用)

初年度登録から18年経過→¥50,400(自家用)・¥22,400(事業用)

 

法定費用の合計は、自家用で¥29,820~¥80,220、事業用で¥40,640~¥63,040程度となります。

中型トラックは自動車重量税が高額のため、エコカー減税の対象であるかないかで、金額が変わります。

部品の金額も上がり、自家用で¥100,000前後、事業用だと¥130,000程度掛かります。

④大型トラックの費用目安→¥150,000程度

大型トラックの車検有効期間も、初回から1年です。

自賠責保険料は自家用で¥35,620・事業用で¥49,550(各12ヶ月分)、自動車重量税(1年分)はエコカー減税対象車の場合、以下の支払いが目安となります。

自家用・事業用

免税→¥0

減税75%→¥9,300

減税50%→¥18,700

減税25%→¥28,100

 

自家用・事業用

初年度登録から13年未満→¥61,500(自家用)・¥39,000(事業用)

初年度登録から13年経過→¥85,500(自家用)・¥40,500(事業用)

初年度登録から18年経過→¥94,500(自家用)・¥42,000(事業用)

 

法定費用の合計は、自家用で¥29,820~¥124,320、事業用で¥40,640~¥82,640となります。

大型トラックは自動車重量税がさらに高額のため、エコカー減税の対象によるかで、金額が大きく変わります。

部品の金額も高額で、タイヤ1本で¥30,000程度、バッテリー交換でも¥50,000程度掛かります。

整備費用は自家用で¥150,000前後、事業用だと¥200,000程度掛かります。

トラックの車検費用の内訳

上記の項目では車検にかかる金額の目安・相場について触れてきましたが、車検の際に支払いが必要な、税金や手数料の内容についてお伝えします。

・自動車重量税

自動車重量税は、車両の重量や経過年数によって課税額が変わる税金です。

車検の際に、自動車重量税納付書に自動車重量税額に相当する印紙を貼って提出する必要があり、支払わなければ車検を進められません。

また、環境負荷が大きくなり、安全リスクも上昇する古い車両の買替え促進のため、新車登録から13年と18年以上の経過で金額が上昇します。

さらに「エコカー減税」対象車両であれば、自家用・事業用共に重量税が25%~100%減税になります。

・自賠責保険料

自賠責保険は車両購入時に自動的に加入する保険で、補償範囲は相手方の身体(対人)になり、事故被害者の最低限の救済を目的にしています。

補償の範囲は、以下の3つに分類されます。

●傷害による損害

ケガの治療費などの諸費用に関する補償。限度額→120万円

●後遺障害による損害

ケガによる労働能力の低下や精神的苦痛に対する補償。限度額→4,000万円

●死亡による損害

逸失利益や葬儀費、慰謝料が支払われます。限度額→3,000万円。

もしも限度額を損害額が上回ってしまった際は、全て自己負担となってしまいます。

上記以外の損害が発生した場合も、損害額は全て自己負担となります。

・検査手数料

検査手数料とは、車検を受けるときにかかる手数料です。支払い時は印紙や証紙の購入が必要なため「印紙代・証紙代」という名称もあります。

トラックの場合、検査手数料は1,800円になりますが、車検を依頼する工場が「指定工場」か「認証工場」かによって、金額は変動します。

・整備費用

整備費用はトラックを動かす重要パーツの修理・交換費用で、タイミングチェーンやファンベルト、タイヤやバッテリーなどが主な対象です。

費用はパーツによって異なりますが、数千円から数十万円程度が考えられます。

トラックの車検費用を安く抑える方法

ここからは、実際に車検費用を節約して、安くする方法について触れいていきたいと思います。

・ユーザー車検を行う

ユーザー車検とは、その名の通り自分で車検を行うことであり、全国の運輸支局で行えます。

ユーザー車検は運輸支局へ車を持ち込む時間と、点検・整備に関する専門的知識が必要なため、業者への車検依頼の方が活用されています。

・最大積載量を減らす(減トン)

減トンとは、クレーンやパネルなどの装着・架装によって重量が増加し、最大積載量が減トンされることです。

最大積載量が減ることで、自動車税と自賠責保険の金額を減らせますが、構造変更手続きが必要です。

減トンを行うよりも、古い車両を売却して新たな車両を購入する方法をオススメします。

・複数の整備工場や車検代行業者から見積もりを取る

近年は車検を行える工場・業者が増えているため、複数に見積もりを取ってみましょう。

これらの金額を比較した上で、最も安い工場・業者に依頼すると良いでしょう。

・エコカー減税対象車を購入する

エコカー減税は、環境に優しい車両の購入を優遇する減税措置で、国土交通省が定めた環境基準に達する車両が対象です。

エコカー対象車を購入すれば、上記のように軽トラックから大型トラックまで、重量税が減額されます。

・状態の良い中古トラックに定期的に乗り換える

上記の手段の他に、現在乗っているトラックを売り、状態の良い中古トラックに定期的に乗り換えれば、車検の整備費用を抑えられます!また、トラックは日々こまめに整備と点検を行うことも大切です。

トラックの車検費用まとめ

トラックの車検費用や費用の内訳、安くする方法をまとめてみましが、いかがだったでしょうか。

長年お仕事で活用された車両であれば車検費用も高額になってしまうので、古い車両を査定に出して新しい車両を購入する方も数多くいらっしゃいます。

  • 全国展子

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