Nauto(ナウト)とは?サービス内容や展望などをご紹介
公開 : 2020/12/16
みなさん、こんにちは! トラック王国の展示場スタッフ、全国 展子(ぜんこく てんこ)と申します!
「ドライバーによる事故を防ぎたい!」「ドライブレコーダーを導入したいけど、管理が大変そう…」今回はこのように考えている管理者の方などに向けて、Nauto(ナウト)というドライブレコーダーをご紹介させて頂きます!また、Nauto Japan代表・井田様にもお話を伺い、製品の特徴や導入例、今後の展望などについてお聞きしました。
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Nauto(ナウト)とは
▲ドライブレコーダーを導入する企業は年々増えています
事故やあおり運転の記録用に、個人・法人問わず導入が増えているドライブレコーダー。
今回はそんなドライブレコーダーの中でも、事故の予防が出来るAI搭載通信型ドライブレコーダー・Nauto(ナウト)についてご紹介します!
Nauto社について
▲Nauto社は米国のカリフォルニア州・パロアルトで起業
Nauto(ナウト)はオリックス自動車などで販売されている「AI搭載通信型ドライブレコーダー」で、米国のNauto社が製造している車載機です。
米国Nauto社は2015年3月に設立。画像認識技術・人工知能アルゴリズムを活用した、AI搭載通信型ドライブレコーダーの開発を行っている会社です。
2017年6月には国内にNauto Japanが設立され、2018年8月より、上記のドライブレコーダー(Nauto)の販売事業を開始しました。
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ここからは、Nauto Japan代表の井田様にお話をお伺いしていきます。
Nauto Japanの事業について
Q1.法人向けAIドライブレコーダーNautoの販売が主な事業という事ですが、Nauto Japanではどのような事業目標をお考えなのでしょうか?
事業目標は短中期目標と長期目標を掲げています。 短中期目標としては、導入企業の危険運転や事故を減らす事。長期目標はNautoから取得したデータを活かして、自動運転の安全性向上に寄与できればと思っています。
Nauto Japanの事業目標
- 短中期目標→導入企業の危険運転や事故の削減
- 長期目標→収集データ活用による自動運転の安全性向上
Nautoの機能について
ここからは、AIドライブレコーダーNautoの機能について詳しくご紹介していきます!
Q2.Nautoの特徴について教えてください。
Nautoのドライブレコーダーは、ドライバーの安全を第一に考えた機能が備えられています。通常、ドライブレコーダーの導入理由は事故発生時の記録が多いのですが、Nautoは事故を減らす事を大きな目標として掲げています。ここに大きな特徴があります。
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記録だけでなく、事故防止まで出来るドライブレコーダーなんて画期的ですね!以下では具体的なNautoの機能についてまとめてみました!
Nautoの基本機能
Nautoは2つの高性能カメラと人工知能、LTE高速通信などが搭載されたドライブレコーダーで、リアルタイムに危険運転を判断し、警告音により事故を未然に防ぐ事ができます。
また、検知した動画データはシンプルで使いやすい管理画面へ即時共有され、管理者側で確認する事が可能です。このデータはドライバーの評価基準として活用することができ、管理者の業務負担の軽減にもつながります。
Nautoの基本機能
- リアルタイムで危険運転判断が可能
- 警告音により、事故を未然に防げる
- 危険運転動画が管理画面へ即時共有される
- 分析結果やスコア評価を自動で表示できる
AIによる事故防止
衝突事故の70%はわき見運転が原因(ナウト調べ)と言われおり、スマホ操作などのわき見運転による事故増加のニュースもよく耳にするようになりました。
Nautoに搭載されたAIは、このようなわき見運転をはじめとする危険な運転を検知します。そして、警告音によりリアルタイムでドライバーに危険を知らせる事が出来ます。
NautoのAIは、深層学習機能を備えており、ドライバーの挙動に加えて車内外の状況や道路状況も検知できます。この高性能な人工知能により、様々な危険運転の検知が可能になっています。
Nautoが検知可能な危険運転
- スマホ操作・ナビ操作・書類の目視などのわき見運転
- 眠気や疲労
- あおり運転
- 交通違反
- 車内での喫煙などの社内規定違反
データの管理・活用について
「Nautoの性能が良いのはわかったけど、ドライブレコーダーはデータ管理が大変で活用できない!」という管理者の方もいらっしゃると思います。
Nautoはそんなお悩みにも一役買ってくれます。管理者の悩みの種である「見にくい・わかりにくい・もっとパッと見たい」という悩みを解決する、シンプルで使いやすい管理者向けウェブアプリが用意されており、管理者の業務負担になりません。
また、危険運転の検知や運行データはNautoに搭載されたLTE高速通信によりリアルタイム更新され、分析結果やスコア評価まで自動で表示されます。
人工知能により、危険運転が検知された場所や走行速度、わき見していた時間も把握でき、危険運転の映像のみをすぐに確認する事が出来ます。顔認証機能も備えているため、事前予約不要でドライバーの認証も行えます。
Nautoの管理者向けウェブアプリ機能
- AIが検知した運転傾向を一目でわかるレポートに
- 危険な運転の映像のみを、すぐに確認が可能
- 速度やわき見時間、場所も把握が可能
- 自社の車の位置の動態管理も可能
- 一つの運行単位を地図で確認
- 車両、ドライバー毎の運行状況確認が可能
- AIがドライバーの顔認証を行うため事前予約等は不要
Q3.Nautoを導入された企業による感想など、お聞かせいただける範囲で教えてください。
Nauto導入に関しては、「ドライバーを守りたい」という目的と、事故を防ぎたい場合での導入が多くなっています。併せて、安全運転を行うドライバーのスコア化ができるため、インセンティブ評価の基準として、Nautoを導入する企業も増えています。
Nautoを導入することにより、わき見・ながら運転が半年で半減したとのお話も伺いました。事故の削減率は30%以上の実績があり、より効果があった企業だと70%も事故が削減したそうです!結果的に保険料削減にも役立っているとの、嬉しいお声もいただいております。
Nauto Japanの今後の展望
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最後に、Nauto Japanの今後の展望についてお聞きしました。
Q4.今後の業務展開について教えて下さい。
業務展開については、商品視点とビジネス視点の2つの視点で考えています。まず、商品視点では、後方確認機能やシートベルト装着確認機能、標識確認機能の追加などを考えています。
ビジネス視点では、デジタコ・アルコール検出器などを扱う企業と連携して、危険運転の察知や安全性の向上に繋げたいと考えています。
Nauto Japan代表・井田様よりメッセージ
Q5.トラック王国ジャーナルの読者の皆様へメッセージをお願いします!
従来のドラレコは事故の証拠保全を目的としていましたが、ナウトはAIを活用し事故の未然防止を目的としたドラレコです。これからも、忙しいドライバーさんをサポートできる多くの事故防止機能を追加していきますので、是非お問い合わせください!
Nautoまとめ
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今回の記事を参考にしていただき、Nautoの導入をご検討いただければ幸いです!
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