深視力検査に合格するには?コツやトレーニング術を大公開!
公開 : 2021/09/25
みなさん、こんにちは! トラック王国の展示場スタッフ、全国 展子(ぜんこく てんこ)と申します!
今回は、苦手な方が多い深視力についてをお届けします!「何回やっても合格できない…」「良い練習方法ってないの?」という、みなさん持っているお悩みをズバッと解決!!目指せ、深視力一発合格!?それでは、今回も最後までお楽しみください★
目次
深視力の検査方法[三桿試験]
ある特定の種類の運転免許の取得時や、更新に行う視力検査で深視力検査があります。
「普通の視力を測る視力検査とはどう違うの?」と思われている方も居るかも知れないので説明しますね!
深視力検査は、一般的な視力検査とは違い、遠近感や立体感を正しく把握する能力があるかを確かめる検査です。
人によっては視力が悪くても合格することは出来ますが、遠近感や立体感をつかむのが苦手な人は視力が良くても不合格になる事があります。
深視力検査は三桿(さんかん)試験と言い、三桿法(さんかんほう)と呼ばれる方式の検査機で行います。
両目で遠近感が掴めているのかを検査するのですが、どういった形で行われているのか気になりますよね。
簡単に説明すると、3本ある棒のうち2本の棒が両端で固定されていて、真ん中にある棒が移動するので3本の棒が並んだと思ったところでボタンを押す、という内容です。
これが3回行われるので、誤差の合計が6センチ以内に収まると合格になります◎。
- ■深視力検査とは
- ・三桿(さんかん)試験を行う
- ・3本の棒が並んだ所でボタンを押す
つまり、誤差が平均2センチ以下ならばいいのですが、苦手な人には本当に難しいんですよね。
先天的に神経が鈍い、乱視や弱視だという人の場合は、更に通過するのが難しい検査です。
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そんな深視力試験に合格するためのコツをお話していきますね!
深視力検査に合格する3つのコツ![見る場所・事前準備]
深視力は、視力が悪い人でも合格できると先程話しましたが、あまりにも何も見えないとか、乱視がきつい人だと合格が厳しかったりします。
遠近感を測る深視力検査では、両目の立体視の機能が正常に働いていないとダメなんです。
どういう事かと言うと、人間は物を見る時は左右の目の焦点を合わせ、それを一つのものとして捉えています。
片方の目で捉えた物の距離と、もう片方の目で捉えた物の距離は若干違い、その距離の正確性をはかる必要があるんです。
この機能を両眼視機能というのですが、ドライバーさん、特に大型車を運転する方は、両眼視機能が正常に働いていないと、とっても危険!!
前を走っている車や、対向車の距離感が掴めないと大変ですからね。
そういうわけで深視力検査は重要な検査なのですが、苦手な人は本当に苦戦してしまうのも事実です…。
そんな深視力検査に合格するコツがあったら知りたいですよね。
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深視力の合格率を上げるコツを、展子がお教えしちゃいます★
深視力検査に合格するコツ1:3本の棒の見方
まずは3本の棒の見方からご説明しますね!
三桿法(さんかんほう)のおさらいですが、3本の並んだ棒のうち、両端は固定されていて真ん中の棒だけが動くんでしたね。
この3本が同じ位置に並んだ時にボタンを押せばいいのですが、その判断をどういう風にすれば良いかが問題…。
実は!!この棒、同じ位置に並んでいない時は長さが微妙に違うんです★
どうしても動いている真ん中の棒を見てしまいがちなのですが、両端の固定された棒に注目してみてください。
真ん中の棒の動きが分かりやすくなります。
- ■3本の棒が同じ位置に並んだ時の目安
- ・3本の棒の長さが同じになる。
- ・3本の棒の太さが同じになる。
- ・3本の棒のピントが均等に合う。
棒を見る時に、固定された棒と動いている棒をあちこち見るようにしてしまうと、判断が鈍くなってボタンを押すタイミングが合わなくなってしまうので視線は定めておきましょう。
深視力検査に合格するコツ2:棒の動きの捉え方
続いては、棒の動きの捉え方についてのお話です。
先ほどの棒の見方と同じような方法になるのですが、真ん中の棒に焦点を合わせるのではなく、左右の棒に焦点を合わせます。
視線を固定させるために、どちらか1本にすると良いですね◎。
動いている棒だけ見ていると、近付いているのも遠ざかっていくのも気付きにくいんです…。
ボタンを押すポイントですが、移動距離が短い、近い場所でボタンを押そうとすると分かりづらいです。
遠い場所から近付いてくる時に、中央にくる地点を狙うと上手くいく確率が高くなります★
真ん中の棒は前後運動を繰り返しているので、焦らずに折り返してくるのを待つのが良いと思いますよ。
ちなみに折り返しの時に、僅かに機械の作動音が聞こえることがあります。
この音を頼りに、どのタイミングで折り返したのかを判断するのも効果的ですね!
深視力検査に合格するコツ3:事前にチェック、準備すること
最後はコツと言うか、前もってやっておけば安心!という事をお話しますね。
通常の視力検査と違って、三桿法はそんなにやったことがない人が大半だと思います。
やったことがなかったり、知らない事だと戸惑ってしまうもの…。
「合格できるか自信がない!」という人は、試験前に練習をしておくと良いですよ。
トレーニング方法などについては、また後ほどご紹介しますね!
そしてもう一つやっておくと良い事があります。
それは、眼鏡などを新調する事!
「今ので十分見えてるけど?」と言う方も、一度専門店で調べてもらってください。
文字を読んだり、遠くのものを見る分には何も問題がなくても、遠近感を測るのに必要な部分はカバー出来ていない可能性があります。
両目の度数が違ったり、乱視が矯正されていない場合も、深視力検査に不利になったりするので、前もって対策しておくと良いですね★
深視力検査を攻略するコツ[注意点・トレーニング術]
棒の見方や、事前に準備しておくことなどをご紹介してきましたが、まだ不安な部分がある方はいるでしょうか。
そんな方の為に、ここでは注意点やトレーニング方法などもお伝えしようと思います。
ちなみに深視力の機械って、検査を受ける人側は正面から棒を見ることになるのですが、検査官側からはどう見えるかって知っていますか?
実は、検査官側は横から棒の動きを見るようになっていて、試験者がボタンを押したタイミングに棒はどの位置にいるか、何センチ誤差があったかが確認出来るようになっています。
機械の配置位置や試験の受け方、機械にもよる部分はあるのですが、前の人が検査を受けている間、検査官側が見れるような状態だったらチャンス★
棒の動き、速度などが前もって分かる事になるので、タイミングを計れば誤差を小さくする事が可能です!
もちろん、検査官の方に怒られない範囲にしないといけませんよ?
もしも上記の確認が可能だった場合は、結構有利になりますよね。
それでも並んだ瞬間を見極めるというのは難しいものですが、 一番手前に来た瞬間と一番奥に行った瞬間は結構分かりやすかったりします。
1回目ではなく、2往復ぐらい動きを見て移動の時間を確認するようにすれば、また少しやりやすくなるかも知れませんね!
深視力検査での注意点
試験時のコツなどはここまででお伝えしてきたので、続いては注意点について!
主に試験日当日の注意点なのですが、目を万全の状態にしておくことをオススメします。
前日に夜更かししていたり、パソコンや携帯を見すぎて目を酷使していると、検査が通らなかったという声が展子調べの結果、多くありました。
ただでさえ高度な視力検査なので、目は十分に休ませておいた方が良いです◎。
更に、一般的に夕方よりも朝の方が目の機能がしっかり働いているらしいので、検査は午前中に受けるようにするというのも効果が期待できそうです。
ただ、あまりに早い時間だと逆に目がしっかり機能していない事もあるので、朝一は避けた方が賢明かもしれませんね。
前日はしっかりと睡眠をとって、早起きをして目をパッチリさせてから検査に臨むようにしましょう★
ちなみに深視力検査に受からなかった場合ですが、一度不合格だったら免許の更新が出来ない…なんて事はないので安心してください。
ですが、期限までに合格できなかった場合は免許が格下げになってしまうので注意が必要です!
期限ギリギリに受けるのではなく、早めに受けて余裕をもっておきたいですね。
深視力を上達させるトレーニング術
深視力を上達させるトレーニング方法についてですが、やっぱり三桿法(さんかんほう)に慣れておくことが大事です!
取り扱いをしている場所が限られてはきますが、自動車学校や、中には眼鏡屋さんにも深視力検査の機械を置いてある場合があります。
深視力検査の機械を使わせてもらって練習をして、棒の動き方やタイミングに少しでも慣れておくだけで気持ちが全然違いますよね。
その練習の時に、上記で紹介したコツを試してみるのも良いですし、色んな方法を試して自分に合ったやり方を見つけるのも楽しいかも知れません!
もしも近くに深視力の機械を置いているところがなければ、パソコンで出来るシミュレーターや携帯アプリのゲームなどもあります。
ゲーム以外に動画などでも、見え方の説明や練習用に棒が動いているところを見せてくれているものがあるので、こういったものを利用すると良い練習になりそうです★
ただ、効果に関しては個人差があるみたいなので最初は眼鏡屋さんや眼科医さん、もしくは自動車学校の先生などに相談してみるのが良いかも知れないですね。
取得・更新試験で深視力がある運転免許[中型・大型・けん引]
さてさて、ここまでは深視力検査に合格する為のコツや練習方法などをお伝えしてきましたが、そもそも深視力試験が必要な免許にはどういう種類があるのでしょうか?
免許の取得時や更新時に深視力検査が必要なのは、次の免許になります。
- ■深視力検査が必要になる自動車免許
- ・中型自動車免許
- ・大型自動車免許
- ・牽引自動車免許
- ・大型自動車第二種免許
- ・中型自動車第二種免許
- ・普通自動車第二種免許
- ・大型特殊自動車第二種免許
- ・けん引第二種免許
このリストで見ると、主に大型免許や二種免許で必要だという事が分かりますね!
大きな車を運転したり、お客さんを乗せて運転する人には、遠近感が重要になるという事でしょうか。
これから上記の免許を取得する予定の方は、今から深視力の練習をしておくのも良いかも知れません。
そしてそして!これらの免許を取得するには、視力が片眼で0.5以上 両眼で0.8以上が必要になってきます。
もちろん眼鏡やコンタクトレンズの着用はOKです★
ちなみに、旧普通免許から移行した8トン限定の免許を持っている人は、深視力検査を受ける必要がありません。
深視力検査に落ちる人[4つの共通点]
それでは最後に、深視力検査に合格できない人にはどういった原因があるのかをお話します。
「本当に苦手なだけなんだけど…」と言う方も、もしかしたら次に挙げるようなことが原因になっているかも知れないですよ。
- ■深視力検査に合格出来ない4つの原因
- ①眼の病気などで片眼の矯正視力が悪い
- ②左右の視力や度数に大きな差がある
- ③斜視などにより、両眼視が不十分または欠落している
- ④深視力検査に慣れていない
どうでしょうか。当てはまるものがあったり、もしかして!と思う事はあったでしょうか?
4番目の、深視力検査に慣れていない場合は練習をして回数をこなしていけば解決出来そうですよね。
今回ご紹介した、合格のコツやトレーニング方法などをぜひ活用してみてください!
その他の理由に関しては、自分の目の状態を把握して専門家の方に相談するのが良いと思います。
私の知り合いにも、深視力検査が苦手な人がいたのですが、度数の調整などをしてもらった眼鏡を新しく作ったら合格できたという話をしていました。
特に両目視って、自分ではちゃんと見えているつもりでも、調べてみたら意外と見えていなかった…という方が多いんだとか。
合格する確率を上げる為にも、考えられる原因を解消していくようにしましょう★
深視力検査のまとめ
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深視力のコツについての知識をドーンとお伝えしましたが、いかがでしたか?
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ためになったトラー。姫も練習してみてるんだけど、中々難しいトラね。
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棒じゃなくて、ペロペロキャンディーでやってみたらどうかの?ほれ。
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(ぽちぽちぽち)
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百発百中の正確さ…。
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ここまでとは思わんかったわぃ…。
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