トラック内装カスタム完全ガイド!柄・生地・素材・デコトラまで!
公開 : 2016/10/19更新 : 2023/05/11
みなさん、こんにちは! トラック王国の展示場スタッフ、全国 展子(ぜんこく てんこ)と申します!
トラックの内装をカスタムすると、作業効率UPが見込めるとドライバー界では話題です。運転席など内装は自分でカスタムできるため、金華山やチンチラにするなど…、今注目を集めていますよね。そこで今回は、トラックの内装をカスタムするコツ・テクニック知識をご紹介します!!
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トラックの内装カスタムで作業効率UP?!
私は飽き性なので部屋の模様替えをよくするんですけど、同じようにトラックのインテリアも自分好みに替えたいと思いますよね?
“展子調査”の結果によると、カスタム状態で利用していると快適性や操作性、さらには作業効率も良くなるという人が多くいるみたいなんです。
しかも!トラックの内装を自分好みにするっていうのは部屋の模様替えと違って、ドレスアップ以外にもいろんなメリットがあるんです。
例えば「乗り心地が良くなる」、「運転がしやすくなる」なんかがあげられますが、何から初めていいか分からないって人も結構多いのも事実。
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「どんなパーツが必要なんだ」とか「どういう風に取り付けるんだ」という疑問ばかりが、浮かんでしまうかもしれませんね…。
そんな内装にお悩みの運転手さま!
この記事を最後まで読み進めると、トラックの内装知識を完全マスター!!
トラックは言ってしまうと、〝カスタムし放題の可能性を秘めた究極のマシーン〟なのです。
次から、ワタシのオススメカスタム用品や失敗しないコツ・テクニックについて、チェックしていきましょう★
トラックの内装を彩るカスタム用品★
トラックのカスタムって言うと、何を思い浮かべますか?
「俺はエンジン!」
「エクステリアじゃないの?」
「やっぱり足回りだろー」
ハーイ!皆さんの色々な意見が聞こえてきますね!
外装を変えることがカスタムと思う人が多いんですけど、インテリアも自分の好みにカスタムすると、車両がもっと好きになれちゃいますよ(気分もウキウキ)!!
自分ひとりで楽しむ印象のインテリアですが、手軽だからといってなんでもかんでも好き勝手にできるわけじゃないんです!
中には命を守るパーツもあるので、安全基準が設定されていますが、その基準内なら好きにできますよ。
なので、取り付けの注意点やルールを守る必要があるので注意しましょう!
とはいえ、車内を自分好みにアレンジすれば、快適空間が出来ちゃうんで、ドレスアップを楽しんでもいいんじゃないかと!!
次からは、内装カスタム用のパーツを紹介していきますよ!
ハンドルカバー
まず、トラックの内装パーツの1つとして、ハンドルカバーがあります。
ハンドルカバーはハンドルのお洋服みたいなもので、着せてあげるとこんないいことがあるんです。
-
ハンドルカバーのカスタムメリット
- ・操作性の向上
- ・ドレスアップ的な要素
ハンドルカバーを付ければグリップ力が上がるので、手で握った時に滑らなくなり、しっかりと掴むことが可能なんです!
これによってハンドル操作が楽になり、路地を曲がる際や、直線での安定した走行を実現できます。
ハンドルカバーを取り付けることで、ドレスアップ的な効果もあるのです。
カバーの種類には、高級感のあるレザー素材や、キャラクターが描かれたカワイイデザインもあって、自分好みのタイプを選べちゃいます!
ちなみに、炎天下の駐車場に車両を止めていたらハンドルが熱くなって「アチチ!」ってなった経験もあるかと思います。
こんな時、ハンドルカバーが大活躍!!
ハンドルカバーをつけていると、握った時に熱さを和らげてくれるので、炎天下でも熱を感じにくく、作業時などにも安心して操作ができちゃいます★
シフトノブ
続いてのパーツは、ハンドルカバーと一緒に変更している人が多いシフトノブです。
キャラクターものやユニークな商品も増えていて、シフトレバーの見た目を気分によって変えられるので、ギアチェンジの時にワクワクが止まらない!ことも!?
「好みのデザインあるの?」と思われる方もいるかも知れませんが、安心してください。レースカーのようなスポーティーなタイプから上でも触れたキャラクター物、柄などが入ったユニークなタイプまでたくさん揃っています。
シフトノブのカスタムメリット
- ・好みのデザインに変えられる
- ・ドレスアップ的な要素
それでも「好みのシフトノブがないよ!」という方は、自作をするという手もあります!
見た目で選ぶのもいいんですが、運転するときは必ず触れるので、操作のしやすさも大事ですよね。
握った時、手にフィットする形を選んだり、好みの触り心地のものにすれば、操作がしやすくなりますよ!
特にマニュアル車の場合は、シフトチェンジが早くなることにより、スムーズで快適な運転ができるので、シフトノブは非常に人気モノです。
シフトノブを交換し、操作性の向上させちゃいましょう!
シートカバー
次にご紹介するのはシートカバー!
この特徴は、以下が挙げられます。
シートカバーの特徴 |
---|
防水加工…一拭きでキレイに! |
断熱加工…火種からシートを守る! |
シートをキレイに保てるシートカバーは、防水加工や耐熱加工のものもあります。
防水タイプなら、もしもジュースをこぼしてしまっても、たった一拭きでキレイに!
シートに染み込むことや、ベタベタすることも無くなります。
耐熱タイプなら、休憩時間にタバコを吸っていて、万が一たばこの火種を落としてしまっても、シートを守ってくれるので、穴が空きませんよ!
エプロンタイプのカバーは、簡単に取り外しと洗濯ができちゃうので、カバーを付けるだけで、ばい菌にもバ○バイキーン。
シートを守る他にも、車内の雰囲気をガラッと変えられます。
色や素材・デザインに複数の種類があり、ボディや内装のカラーに合わせてチョイスもでき、自分のイメージ通りにドレスアップ!!
カーテン
「車の中でぐっすり寝たい…でも外が気になって眠れない!」という経験がある方に、オススメのアイテムとしてカーテンがあります!
カーテンは外の世界をシャットアウトし、プライベート空間を作れるので、人の目を気にせずゆっくり眠れちゃいますよ。
長距離を運転するドライバーの方に多い、車中泊や休憩、さらに着替えなどをする際にもカーテンは便利。
車につけるカーテンにも、お部屋につけるカーテンと同じような2つの効果がありますよ。
[1]断熱効果
[2]遮光効果
カーテンは眩しい直射日光を防ぎ、暑さや寒さなど気温に影響されるのを少なくしてくれるマストアイテムです。
ひとつ注意したいのが、プライベート空間を確保するためのカーテンであれば、比較的安く購入できますが、断熱効果や遮光効果があるカーテンは、高価な場合もあります。
私も模様替えの時にカーテンを買ったんですが、柄や機能にこだわっていたら、結構高くて目が飛び出しちゃいました(笑)
購入する時は気をつけてくださいね!
ルームミラーカバー
次のアイテムはルームミラーカバーですが、種類がすごく豊富なんです。
その中で、タイプが大きく2つに分けられます。
ルームミラーカバーのタイプ | |
---|---|
着脱式タイプ |
・ルームミラーに被せるだけで、装着が可能な着脱式タイプ ・取り付けとイメージチェンジが簡単 ・ボディやインテリアのカラーリングに合せられて人気がある |
LEDタイプ |
・安全性と視認性を兼ね備えたタイプ ・通常の純正ルームミラーにLEDをクリップで固定する ・簡単に取り外しが行える。 ・イルミネーションで点滅するLEDルームミラー ・昼は通常のミラーとして使用し、夜は奥行きのあるイルミネーションとして活躍 ・他車から判断が付きやすい |
2つのタイプはそれぞれ手軽に取り付けられるので、図工が苦手だった人でも、カチッと簡単に装着できますよ。
取り付けだけではなく、ルームミラーの操作はスイッチ一つで動かせる設計です。
合わせてアクセサリーとしてのドレスアップ効果もあります!
ダッシュボード
トラックの内装のカスタムというと、ハンドルカバーやシフトノブが人気ですが、実はダッシュボードもカスタムできるのです!
「そんなの初耳だよ」「どうやるの?」と思う方もいるかも知れませんが、シートを貼り替えてカスタムすることが出来ます。
このカスタムは内装の貼り替えと同時に行う人もいて、車内のシートや天井などと色を合わせたりしているんですね。
ちなみに私はピングが好きなので、ピンク一色のトラックに憧れます♥
お手軽とは言えませんが、車内の内装に拘るドライバーさんにオススメのカスタムです。
ダッシュマット
ダッシュボードのカスタムに費用をかけたくない…
でも、カスタムはしたいという方には、ダッシュマットがオススメです!
ダッシュボード上をカバーし、華やかにする目的があるダッシュマット。
一般的には、ダッシュボードをそのままで車両に乗っている方が多いですが、このダッシュマットを使用すると、まるで〝魔法にかけられたシンデレラのようにドレスアップ〟が出来ます(言い過ぎ?)。
使用方法は超簡単!車種ごとに造られたダッシュマットを、そのまま車のダッシュボードにポンと置くだけ。
また、フロントガラスの内側部分には、エアコンの吹き出し口、スピーカー、エアバッグがありますが、これらを塞いでしまうことも無いですよ!
お手軽にカスタムできるダッシュマットですが、デザインや素材がとても豊富となっているので、選ぶ際に迷ってしまうという声もよく聞きます。
気持ちはわかりますが、悩むのはもったいない!
ダッシュマットの生地は、多種多様なパターンから選ぶことができ、高級レザー、キャラクターの描かれた布など、自分好みのダッシュボードにできます。楽しんで選びましょう!
天井
次のカスタム箇所は、天井です。
先程ご紹介したダッシュボードと同様に、貼り替えてカスタムが行える場所です。
部屋の模様替えをするときは、流石に天井までは出来ないですけど、車は変えることが出来て良いですよね!
貼り替えに使われている素材には、一般的な布素材を始め、皮革や、何と木材まであるんです!
木材まであるなんて凄いオシャレ!
生地のカラーバリエーションも豊富に揃えられていて、使われているのは主にベージュ系やグレーが多いみたいです。
他のカラーバリエーションは紺色や黒、さらに私の好きなピンクや赤など、様々な色が用意されています★
カスタムを自分で行うことも出来ますが、布の種類はのりありとのりなしがあって、それぞれ用意する道具が違います。
天井のカスタム用アイテム | ||
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天井のサイズに合った布(のりあり) | 天井のサイズに合った布(のりなし) | |
業務用両面テープ | 業務用両面テープ | |
ヘラ | ヘラ |
「でも、自分でカスタムするのが難しそうだな…」と思った方へ。
この場合は、業者に依頼することもできますよ。
業者の中には、防音断熱材の施工を同時に行ってくれるところもあり、施工すればエアコンの効きが良くなったり、雨音がうるさくなくなります!
スピーカー
フロントスピーカーやオーディオを同時に交換することで、体感できる音が驚くほどに良くなりますよ!
トラックの車内は密室なので、音楽を聴く環境にうってつけです。
好きなアーティストの音楽を流したら、そこはさながらライブハウス!
お気に入りの音楽は良い音で聞きたいですよね。
車両によっては音の跳ね返りを計算して造られているため、伸びのある音を楽しめますが、オーディオによっては音量を上げると、音割れが起こるときもあります。
サビの部分で盛り上がり絶頂!というタイミングで「ボーカルの声が割れて聞き取れない!」なんてことがあったら、気分も下がりますよね…↓↓
そんな時は、フロントスピーカーやオーディオを同時に交換すれば良いのです!
「でも、スピーカーとか変えると高いんじゃないの?」と心配されてるかも知れませんが、以下の金額で交換できちゃいます。
オーディオの交換⇒2万円~5万円程度
スピーカーの交換⇒1万円~3万円程度
ちなみに、同時に交換する予算がない場合は、「先にどちらを交換すれば良いのかわからない…」と私だったら迷っちゃうかも知れません。
純正オーディオの機能に不満が無く、カーナビと一体型でオーディオのメインユニットを交換するのが難しい時は、まずフロントスピーカーを交換するのがベストでしょう。
逆に純正オーディオの機能に不満がある際は、始めにメインユニットを交換し、利便性などを追求してみるのも一つの方法と言えます★
また、オーディオやカーナビが無い車両を購入した際に、カーナビよりも音を重視する場合は、オーディオ専用となるメインユニットを取り付け、ナビは小型で安いPNDにするという方法もあります。
「何でオーディオとカーナビを別々にするの?」と思いました?
カーナビと別々だと、ナビ操作時はオーディオに触れないので、誤操作が起こらないというメリットがあるのです。
サンバイザー
「運転中に日差しが眩しい…」そんな昼間の眩しい光や日が沈む前の夕日などの太陽光を遮ってくれるサンバイザー。
このサンバイザーの変更も、トラックの内装をカスタムする際にオススメです。
サンバイザーのカスタムには、純正品を取り外さなくても付けられる後付けサンバイザーがあります。
「サンバイザーのデザインを良くしたい!」というニーズにも応えられて、クリップを差し込むだけで取り付けられるので、普段パーツの取り付けを行っていない方でも簡単に付けられちゃいます★
さらに、後付けサンバイザーはスモークタイプの物もあるので、日焼けなどを防ぐUVカット効果もあるんです!
内装カスタムで人気の柄・生地・素材は?!
ここまでは、トラックの内装のパーツをご紹介してきましたが、たくさんあるのでワクワクしちゃいますよね!
ちなみに皆さんは、トラックの内装を変えたいと思うのは、どんな時ですか?
展子調べでは、「もっと派手にしたい!」「車内の見た目に飽きた」という時が多いという結果が出ました。
車内の内装を変えれば雰囲気が変化して、ドライブ時や仕事中でも楽しみながら走ることができますね!
次の項目では、トラック内の雰囲気を変える人気のパーツなどをご紹介していきます。
車内のカスタム術から、手の込んだドレスアップまで、余すことなく解説していきますよ☆
柄→シンプルな無地から金華山まで!
トラックの内装のカスタムとしては、柄などで大きく印象が変わってきます!
また、比較的容易にイメージチェンジができることも、魅力の一つなんです★。
「車内のイメージを変える柄って、みんなどんなのを使っているの?」と気になりますよね。
柄の中でも人気なのが、次の2つです。
- レトロ調→チンチラ生地
レトロ調にカスタムしたい場合は、チンチラ生地を使用します。
こちらは簡単に貼り付けが可能なため、人気となっています。
- デコトラ調→金華山生地
デコトラ調にしたい場合などは、金華山の生地も人気が高いです。
派手めな柄や色が多いので、ドライバーさんに好まれています。
【関連記事】デコトライベントで3人の現役ドライバーさんを直撃取材
生地→ビニールレザーやモケット!!
内装に使う生地はキルトやモケット、ビニールレザーなどがあります。
キルトやモケットは生地が入手しやすく、使いやすいところが、ビニールレザーは経年劣化や汚れに強いというところが人気です。
ちなみに、内装を変更する際は、全て同じデザインに揃えることをオススメ。
なぜかというと!! 内装のシートやダッシュボードなどを一緒にすると、より統一感が生まれて全体のバランスが良くなるためです。
素材→季節に合わせてファーや畳素材も!!!
続いては、素材についてです。
トラックの内装をカスタムする際は、素材や季節に応じて雰囲気を変えることができます。
冬だったら暖かみのあるファー素材が選ばれ、夏だったら涼しげな印象がある畳素材がぴったりです!
ファー素材はフワフワと柔らかく手触りが良いので、フロアマットなどにも使われています。
気持ちいいだけじゃなく、寒い季節は靴を脱いでいても暖かくていいですよね。
畳素材は、車内に敷いてみたりすると、一気にレトロな雰囲気に変わり、和風テイストのデザインに★
畳をシートとして利用した場合は、厚みが2cm程度増すためクッション性が上がり、長時間座っていても痛みを感じることが少なくなります。
ベッドを畳素材にして、お気に入りの座布団を持ち込めば、家の和室で休んでいる感覚になり、くつろぐこともできますよ!
トラックの内装に自分で生地張りする時のコツ!
トラックの内装貼りを自分で行う場合は、どのような方法があるのでしょうか?
内装貼りの手順について説明していきますので、確認していきましょう!
1.チューブボンドやスプレー使用して生地を貼る
貼り付ける時は、チューブボンドやスプレーボンドを使用します。
モケット生地などを貼り付ける際は、トラックの内貼りに直接張り付けないようにしましょう。
チューブボンドの場合は、全体に伸ばすことが大変であり、スプレーボンドは塗りやすいですが、沢山使用するため意外にコストが掛かります。
2.しわやたるみの防止のためウレタンを貼る
次に、生地を貼る際はしわやたるみが目立つことがあるので、ウレタンを5ミリから10ミリ程度貼り、その上から貼るのが良いとされています。
3.ベニヤ板にウレタンを貼って天井に取り付ける
トラックの天井は金華山よりもレザー貼りの方が目立ちやすいので、6ミリ~9ミリ程度のベニヤ板に、ウレタンの7ミリを貼り、この上からレザーを被せて、各箇所をくるみ釦で留めます。
さらに、天井サイズに合わせて、合板を切りだしてからの作業となります!
この場合は、中間部が下がってしまうため、対処や対策が必要となるので注意しましょう。
この手順を使えば、生地を上手く貼ることが出来ますよ!
いろんな種類のパーツがありました!どのパーツを選ぶのも楽しいですよね。
全部自分でやっちゃいたいこだわり派の人も、好みだけ伝えて業者さんに全部任せたい人も、自分好みの内装アレンジを楽しんでください!
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トラック内装まとめ
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今回は、トラックの内装カスタムについて説明しました。たくさんのパーツがあるため、自分の理想に近づけられるはずですよ✨
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展子クンは、本当に知識が豊富じゃのう!!
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勉強が楽しくなってきたトラー
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トラック王、トラック姫、ありがとうございます。これからも、家庭教師として頑張ります!!
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おー姫の教育を頼んだわい!ところで、姫は、次に何の勉強がしたい?
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おやつが食べれる授業がいいトラー
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