10トントラック!燃費やレンタル料金、運転のコツ!大型トラック活用術まとめ
公開 : 2016/11/29更新 : 2018/04/06
みなさん、こんにちは! トラック王国の展示場スタッフ、全国 展子(ぜんこく てんこ)と申します!
10t(トン)トラックといえば、運送業界を中心に幅広い現場で使われています!! 大型トラックゆえ高価ですから買う前・レンタル前・運転前に活用情報は得ておきたいところ。寸法、積載量、レンタル代、運転のコツ、そんな疑問はココで解消!
目次
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10t(トン)トラック[大型トラックの法定速度・形状紹介]
10トントラックとは、最大積載量目安が10トン前後の大型トラックのこと!
また、道路運送車両法での車両の区分は「大型自動車」内の「大型貨物」にあたり、高速道路での法定速度が80㎞に定められています!!
運転席が高いため、道幅が掴みにくいこと・死角が多いことが注意点として挙げられますね。
道路上で左折やバックを行う際は、慎重さが安全へのカギとなるでしょう。
そんな理由から、10トントラックのドライバーは4トントラック運転手などを経た、ベテランの方が多いのが特徴。
しかし活躍の幅は広く、平ボディやバン、トレーラーやウイング車、冷凍冷蔵車、ダンプやタンクローリーなどいろんな形状の大型車両が各業界で大活躍しております!
■10トントラックの主な種類
さらに、セルフローダーやコンクリートミキサー車、家畜運搬車やバルク車、消防車などの特殊な用途にも使用されるなど。
多くのニーズに応えるために、様々なバリエーションが用意されています!
特に10トントラックは、大量に荷物を運ぶ目的で作られていることが多いので、乗用車とは違った視点の車体が必要。
輸送に対して厳しい条件や性能が求められているので、各メーカーが日々技術開発を進めているのですよ…!!!!!
近年は、地球環境保護の観点から、排気ガスのクリーン化など環境性能高度化や、燃費性能の向上なども重視される傾向ですね。
その他、10トントラックの特徴にはタイヤが後2軸に設定されているものが多いことが挙げられます。1軸に対して10トンを超えてはいけないというルールもあるのですよ。
そんな10トントラックの販売価格は新車価格で1千万円以上。
かなり高価なので、中古トラック市場のほうが盛んという文化があります★
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次の項目からは、10トントラックのサイズや寸法、燃費や運転の仕方など、盛り沢山な内容をお届け!
10トントラックの特徴
10トントラックの特徴としては、効率よく荷物を輸送することが挙げられます。
このため、運送会社が生産財として購入することが多く、機能面だけではなく経済面でも高い要求が求められます!!
このような点が要求されるため、車両重量を軽くして荷物の積載量を増やしたり、荷室を広くすることなどが、メーカーによって工夫が行われます。
また、運転を行うには大型免許が必要となり、ワントリップの走行距離は100kmから1000km、年間の走行距離は10万kmから30万kmとなります。

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さらに、動力源のエンジンや駆動系はもちろん、走行中に振動にさらされることになる運転席など、支障が生じないような安全性も必要です!
これらの点から見ても、身近な乗用車とは特長が大きくかけ離れていると言えますね!
ボディサイズ別の寸法・大きさ
10トントラックのサイズは、道路運送車両法で定められる、下記の『普通自動車の最大規格』ギリギリで作られています。
■普通自動車の最大規格
- 全長12,000mm
- 全幅2,500mm
- 全高3,800mm
また、10トントラックの車両総重量は、下記が定義。
公道を無許可で走行できる重さの制限などが、元になっているのですよ!
■10トントラックの車両総重量
- 20tトンから25tトン
そして、10トントラック標準ボディのサイズとなると、以下のような感じに。
■10トン標準ボディの目安
- 全長11,900mm
- 全幅24,900mm
- 全高2,860mm
つまり、各メーカーは道路運送車両法で定められたサイズのギリギリまでトラックのサイズを調整しているということです!
10トントラックのロングは通常の車両よりも荷台が長いので、運転時は内輪差やオーバーハングにより気をつけないといけません!
■10トンロングボディの目安
- 全長12,000mm
- 全幅23,000mm
- 全高3,800mm(荷台長さ90cm~96㎝)
また、ロングサイズの中にはキャビン(運転台)の寝台スペースを無くしてキャビンを短くし、ボディを長くしたタイプもあります。
10トントラックのスーパーロングボディは無いのですが、4トントラックにはスーパロングが存在します。
この4トントラックのスーパロングは荷台がとても長いので、ぱっと見たところ、10トントラックとサイズが同じように見えます!
■4トントラックのスーパーロングボディ目安
- 全長12,000mm
- 全幅2,5000mm
- 全高3,800mm
10トントラックのワイドボディは、通常よりも幅が広く作られているので、運転中にハンドルが取られやすくなっています!
■10トンワイドボディの目安
- 全長12,000mm
- 全幅24,000mm
- 全高3,800mm
また、積荷は軽いものを大量に積むことが多いため、横風に煽られやすいです。運転時は注意してください。
ショートは別名ショートキャブと呼ばれ、運転席の後ろにベッドが設置されていません。
■10ショートボディの目安
- 全長12,000mm
- 全幅25,000mm
- 全高3,000mm
または、運転席の2階部分にベッドが用意されていることもありますが、寝ていると直射日光が当たったり、雨の音がうるさいなどと言われています!
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次は各社の10tトラックの大きさについてじゃ。
10t(トン)トラックの大きさチェック表[荷台寸法・車両寸法・最大積載量]
様々なメーカーから発売されている、10tトラックの車両の数々。
もしも10トントラックを購入する場合は、性能や年式に加えて、車両寸法を知っておくことも大切になります。
この性能や車両寸法などをじっくり比較することができれば、仕事の用途にあった最適なトラックを比較的簡単に選ぶことが出来るはずです!
この項目では、各社のトラックの性能や寸法などを比較しますので、仕事の相棒となるベストな1台を選びましょう!
三菱ふそう:グレート
1983年から2001年まで発売されていた大型トラックの三菱ふそうグレートは、1996年以降に同社のスーパーグレートにモデルチェンジされました。
また、グレートのデザインは、ファイターやキャンターなどの、三菱ふそうの現行モデルのデザイン元として活かされています!
このグレートの車両は、警察車両や消防車などの、特殊車両のベースとして多く採用されています!
ちなみに、グレート以前に三菱ふそうから発売されていた大型トラックはFシリーズと名付けられ、グレート以降は車名が付くようになりました。
荷台寸法・車両寸法・最大積載量
グレートの荷台寸法は、詳しいデータが公表されていませんが、後継モデルのスーパーグレートと同等サイズと予想されます。
グレートの寸法 | |
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荷台寸法 | 車両寸法 |
長さ- | 全長9,420mm |
幅- | 全幅2,490mm |
高さ- | 全高3,390mm |
さらに最大積載量は9.8トンとなり、他のトラックと同等の重さとなっています。
そんなグレートは、土建会社向けのダンプトラックや、運送会社向けのトレーラーなどが、中古市場でよく見かけられます!
三菱ふそう:スーパーグレート
三菱ふそうのスーパーグレートは、1996年にグレートの後継モデルとして登場して、海外ではショーグン(Shogun)の名前で販売されいるトラックです!
このスーパーグレートは、燃費性能を高めるために12段INOMATⅡ(イノマット)という、負荷に応じて変化するギアを採用しています!
また、三菱ふそうの独自技術ある、MDASⅢ(エムダス)という車線逸脱警報システムも搭載されています。
このような機能から、スーパーグレートは運行コストの削減と、ドライバーを守る安全装備を備えていることがわかりますね。
荷台寸法・車両寸法・最大積載量
スーパーグレートの寸法 | |
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荷台寸法 | 車両寸法 |
長さ9,635mm | 全長11,900mm |
幅2,410mm | 全幅2,490mm |
高さ2,470mm | 全高3,790mm |
最大積載量は10トンとなり、他のトラックと同等の重さとなっています。
スーパーグレートは、グレートと同様に土建会社向けのダンプトラックや、運送会社向けのトレーラーなどが、中古市場で多く販売されています。
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いすゞ:ギガ
いすゞギガは、1994年にそれまで販売されていた大型トラック810シリーズの後継モデルとして登場し、現行モデルとして販売されています!
このギガは、大型トラックの平均的な排気量である12リットルよりも少ない9.6リットルのエンジンを備え、独自の設計により燃費効率も高くなっています。
また、クリーンテクノロジーも豊富に備えられ、排気ガスを燃焼装置でチッソと水に分解することも可能です!
さらに、車両挙動を確認して、警告を発しながらエンジンやブレーキを制御する、電子車両姿勢制御システムIESCなども搭載しています。
荷台寸法・車両寸法・最大積載量
ギガの寸法 | |
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荷台寸法 | 車両寸法 |
長さ9,500mm | 全長11,800mm |
幅2,350mm | 全幅2,490mm |
高さ450mm | 全高3,180mm |
最大積載量は15トンとなり、他のトラックよりも多く積載が出来るようになっています。
そんなギガは、運送会社向けのウイング車やトレーラーヘッドなどが、中古市場で多く販売されています。
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日野:プロフィア
プロフィアの名称は、1992年に前モデルのスーパードルフィンがフルモデルチェンジされる際に付けられた、サブネームが由来です。
このプロフィアは、ドライバーの経験に応じたトランスミッションが装備され、オートマチック車と同等の感覚で運転が可能です!
また、CAPS(キャップス)というトータルセーフティ機能を有し、事故の拡大を防ぎながら、ドライバーの身を守ることができます。
さらに、滑りやすい路面でも安定した走行ができる、VSC(車両安定制御システム)などの充実した安全機能を備えています!
荷台寸法・車両寸法・最大積載量
プロフィアの寸法 | |
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荷台寸法 | 車両寸法 |
長さ9,600mm | 全長11,990mm |
幅2,390mm | 全幅2,490mm |
高さ560mm | 全高3,340mm |
最大積載量は10トンとなり、こちらも平均的な積載量となっています。
そんなギガは、運送会社向けのウイング車や平ボディなどが、中古市場でよく見かけられます。
日野「プロフィア」は中古車両も豊富に取り揃えています!
日野:ドルフィン
日野のドルフィンは正式名称を「スーパードルフィン」と言い、1981年から1992年にプロフィアが発表されるまで販売されていました。
このドルフィンは、各モデルごとのラジエーターグリルに特徴的なデザインが施され、グリルの名称がそのままモデルの愛称として定着しています!
さらに、現行の大型トラックに標準装備されているハイルーフキャビンや、ウインカーランプの反射板などを、初めて装備しました。
加えて、視認性の良いメーター類や、手に届きやすい収納ボックスなど、ドライバーに優しい設備が多いことでも知られています!
荷台寸法・車両寸法・最大積載量
ドルフィンの荷台寸法は、詳しいデータが公表されていませんが、車両寸法から察する限り、後継モデルのプロフィアよりも短いサイズと予想されます!
ドルフィンの寸法 | |
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荷台寸法 | 車両寸法 |
長さ- | 全長7,740mm |
幅- | 全幅2,490mm |
高さ- | 全高2,970mm |
最大積載量は9.5トンとなり、こちらは平均的な積載量です。
そんなドルフィンは、運輸会社向けのセルフローダーなどが、主に販売されています!
日産UDトラックス:ビックサム
ビッグサムはUDトラックス(旧日産ディーゼル工業)が生産していた大型トラックで、現在はクオンが後継モデルとして販売されています!
このビッグサムはクラッチ操作が不要なトランスミッションや、運転席へのエアバッグをいち早く装備するなど、ドライバーに優しい設備が揃えられていました!
また、排気ガス規制対策にもいち早く対応し、「人にやさしく、街に暖かい」というコンセプトを貫いてきました。
ちなみに、ビッグサムに備えられてトランスミッションは、現行のクオンにも引き継がれています。
荷台寸法・車両寸法・最大積載量
ビッグサムの寸法 | |
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荷台寸法 | 車両寸法 |
長さ9,640mm | 全長11,990mm |
幅2,390mm | 全幅2,490mm |
高さ239mm | 全高3,520mm |
さらに最大積載量は14トンとなり、平均的な積載量よりも多くなっています。
そんなビッグサムは、運送会社向けのアルミウィングや土建会社向けのダンプトラックなどが、中古市場で見かけられます。
日産UDトラックスの「ビッグサム」も中古が勢ぞろい!
日産UDトラックス:クオン
クオンはUDトラックスが製造する大型トラックで、2004年から現在まで製造販売され続けています。
このクオンは特に安全性能とドライバーパフォーマンスが高いことが、ドライバーから評価されています。
また、大型トラックでは初めてラウンドコクピットを採用したり、急ブレーキ時の沈み込み防止機能も備えられているため、ドライバーが安心して運転できます!
ちなみに、クオンは除雪車にも多く採用されていて、日野自動車やいすゞ自動車にもOEM供給されています!
荷台寸法・車両寸法・最大積載量
クオンの寸法 | |
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荷台寸法 | 車両寸法 |
長さ9,500mm | 全長11,900mm |
幅2,330mm | 全幅2,490mm |
高さ450mm | 全高3,035mm |
さらに最大積載量は15トンとなり、こちらは平均的な積載量よりも多くなっています!
そんなクオンは、運送会社向けのアルミウィングやトレーラーなどが、中古市場で販売されています。
日産UDトラックスの「クオン」の中古一覧!
10t(トン)トラック燃費[各車種の平均燃費]
さて!実際に10トントラックを購入する場合は、車両寸法以外に燃費についても事前に知っておきたいですよね。
この燃費を各車種ごとに知っておくことが出来れば、購入時に車両選びの参考になるのではないでしょうか!
さらに、燃費を節約するための節約術を覚えておけば、ランニングコストを浮かせることも可能になりますよ。
さて、メジャーな10トントラック各種の平均的な燃費や、燃費の節約術について詳しく説明していきます!
燃料タンクの容量
まずは、燃料を保管している、燃料タンクの容量について!
10トントラックの燃料タンク容量は、300リットルから400リットル程度が多くなっています。
- ■10トントラックの燃料タンク
- 300リットルから400リットル程度
燃料タンクは車両によって量が異なるので、この量から上下する場合もあります!
メジャーな車種の平均燃費
メジャーな車種の燃費について、諸元表を元にまとめてみました!
燃費の比較表 | |
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ふそう・スーパーグレート | 燃費 4.25㎞/l |
いすゞ・ギガ | 燃費 4.25㎞/l |
日野・プロフィア | 燃費 4.05㎞/l |
日産UD・クオン | 燃費 4.05㎞/l |
このような数値を見ると、各車種の燃費はどれも大差が無いことが分かりますね。
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燃費の良し悪しでトラックを選ぶ必要はないトラね?
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購入時はもっと他に見るべきポイントがあるかもしれませんね
燃費計算法
燃費を計算する簡単な方法としては、「満タン法」があります。
この方法を行う際は、以下の手順に従えばオッケーです!
- ■満タン法の手順
- 1.ガソリン満タンにして、トリップメーターをゼロに
- 2.普段走行しているルートを使う
- 3.ガソリンが減ったら、再度満タンにする
以上の手順を利用して、トリップメーターの走行距離を給油量で割ると、燃費が割り出せます!
- ■燃費計算式
- 走行距離÷給油量=燃費
最近はスマホのアプリで燃費を計算することもできるので、利用してみてはいかがでしょうか?
燃費節約術
10トントラックを仕事で活用する場合は、燃費を節約して、ランニングコストを抑えられれば、費用を他に回すことも可能ですよね。
実はトラックの場合、いくつかの方法を使えば燃費を向上させることが可能になります!
整備での節約方法
10トントラックおよびトラックの節約方法として、整備を行うことによって節約が可能になります。
この中でもエンジンオイルは、使用しつづけると粘度が増して回転抵抗があがってしまうので、定期的な交換が必要です。
また、タイヤの空気圧が下がると、転がり抵抗が増して燃費低下につながるので、日常的に空気圧をチェックしましょう!
さらに、荷台の積載物などの中に、必要ない重い積載物があっても燃費低下につながるので、再度確認してみましょう!!
- ■整備での節約方法
- エンジンオイルの定期交換
- タイヤ空気圧のチェック
- 不要な積載物の確認
運転での節約方法
トラックは重量が重いため、急発進や急加速によって燃費が悪化したり、タイヤが磨耗してしまいます。
このため、タコメーターのグリーンゾーンを参考にしながら走ると、最適なエンジンの回転を保てます!
さらに、運転中にアイドリングが長いと、1時間あたり2リットルも燃料を消費してしまうので、アイドリングストップをマメに行ないましょう!
また、トラックがスピードを上げると空気抵抗が大きくなり、燃費が悪くなるので、法定速度を守りましょう。
- ■運転での節約方法
- タコメーターのグリーンゾーンを参考に
- アイドリングストップをマメに
- 法定速度を守る
グッズでの節約方法
上記の方法以外には、グッズやアイテムによる節約方法もありますが、車両によって相性があり、あまり効果が上がらない場合もあるそうです。
このグッズとは添加剤をエンジンオイルに加えたり、特殊なパーツをエンジンのダクトに取り付けるなどの方法です。
これらの方法は、上記の節約方法を試した上で、チャレンジしてみてはいかがでしょうか!
- ■グッズでの節約方法
- 添加剤をエンジンオイルに加える
- 特殊なパーツをエンジンダクトに付ける
-
これらの方法を活用して、燃費を抑えられればイイですね!
10t(トン)トラックのレンタル[料金・メリット]
10トントラックを大規模な荷物の搬出入などで短期間だけ活用したい場合は、必要な日数だけ借りられたらお得ですよね。
実際のレンタル料金やメリットやデメリットとは、何が挙げられるのでしょうか?
10トントラックのレンタカー料金
10トントラックのレンタルは、1日から長い場合は1ヶ月程度まで借りることが可能になっています!
1日借りた場合は42,000円、1ヶ月の場合は450,000円程度必要で、走行距離によっては超過料金も発生します。
ちなみに、10トントラックとともに運転手もレンタルできるサービスもあるので、運転に必要な大型免許が無い場合に利用してみてはいかがでしょうか?
- ■レンタカー料金
- 1日→42,000円
- 1ヶ月→450,000円
-
結構高額トラー!
また、一般的にレンタルされている車種は以下のようになっています。
- ■レンタルできる車種
- ・日野・プロフィア
- ・三菱ふそう・スーパーグレート
- ・いすゞ・ギガ
- ・UDトラックス・クオン など
●運転手付きのレンタルサービスについて
「大型免許はないけど、事務所の引っ越しなどで10トントラックを活用したい!」
そんな場合は、ドライバー付きのレンタカーを利用すれば大丈夫!
このようなドライバー付きのレンタル形態は近年広まりつつあり、10トントラックが貸出対象車両になっていることも。
10トントラックのバンやウイング車を、3時間レンタルした際の金額は、以下のようになります。
- ■ドライバー付きレンタル価格(3時間)
- A社→25,000円
- B社→35,000円
- C社→36,000円
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上手に利用すれば、時間やお金の節約になりますよ!
メリット
10トントラックをレンタルする場合のメリットは、レンタルの金額を経費で落とせること!
減価償却も不要になりますよ!!
また、1ヶ月などのリースの場合は、支出が一定額になるので、車検や税金を気にする必要がなく、故障時などの保証料も気にしなくても大丈夫!
さらに、比較的簡単に契約することができるので、担保も不要になり、銀行借り入れ枠や自己資金を他のところに回すことも可能になりますよ。
デメリット
10トントラックをレンタルする場合のデメリットといえば、1ヶ月以上レンタルする場合は、コストが割高になる場合が多くなっています。
このような長期間の使用の場合は、中古市場で10トントラックを購入したほうが良い場合もありますよ!
さらに、事業者間での契約となると、リースの契約は中途解約することができないので、悪徳業者によるボッタクリに遭うと大変です。
もしもレンタルを利用する場合は、短期間だけの利用に抑えて、長期の場合は中古車の購入を検討してみてはいかがでしょうか?

【体験記事】中古トラックの買い方は?
10t(トン)トラック運転の仕方[必要免許や運転のコツ]
大きな車体の10トントラックを運転する場合は、事故を起こさないようにするため、細心の注意が必要になりますよね。
また、そもそも10トントラックを運転する際は、普通免許や中型免許、大型免許などのうち、どの免許が必要になるかも気になりませんか?
さらに、実際に運転する際のコツや、ブレーキの上手な使い方とはどんな方法があるのでしょうか?
必要な運転免許
10トントラックを運転するには、普通自動車や中型自動車、総重量11000kg以上の大型自動車や特殊小型自動車なども運転できる、大型自動車免許が必要になります!
この大型自動車免許を取得するには、両目で0.8以上の視力や、深視力検査での誤差が2cm以下、色彩判別ができること、10メートルの距離で90デジベルの警音器が聞こえることなどの身体条件が必要です。
さらに、年齢が21歳以上であり、政令で定められた病気にかかっていないことや、交通違反などで行政処分を受けた場合は、欠格期間が終了している必要があります!

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運転のコツ
10トントラックを運転する場合は、どんな点に気をつけて運転しないといけないのでしょうか?
運転時に注意する点として、サイドミラーが後輪を確認出来るようにしておいて、巻き込み事故を防がないといけません!
左折時は後方を確認した上であらかじめ左に寄って、気持ち膨らむぐらいの幅でハンドルを切っていきましょう!
右折時には、ほんの少し遅い感覚でハンドルを切っていくと、上手に曲がることが出来ますよ。
当然、右左折時は減速しておかないと、車体の後ろ側が振られてしまい、横転してしまう可能性があるので気をつけましょう。
- ■運転のコツ
- サイドミラーで後輪確認
- 左折時は気持ち膨らむぐらいの幅で曲がる
- 右折時はほんの少し遅い感覚で曲がる
- 右左折時は事前に減速
高速道路での運転のコツ
では、10トントラックを高速道路で運転する際のコツとは?
大型トラックが高速道路を走行する際は、内蔵されたスピードリミッターにより速度制限がかかり、実際の速度が80キロ程度になります。
かつては大型トラックも100キロ以上のスピードを出していましたが、スピードが理由で大きな事故が起こることもありました。
このために2003年以降、スピードリミッターの装着が義務付けられました。
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速度を抑え続ければ、燃費が良くなるといった利点もあるのですよ!
アクセルを一定に踏み続け、速度をキープすれば、燃費にも好影響なんです! 坂道を通行する際は、上り坂では徐々にアクセルを踏み、下り坂で少しずつアクセルを離して調整すれば、速度を保てます。これはスピードメーターを見ながら感覚を慣らすしかないでしょう。
- ■高速道路での運転のコツ
- ・速度を一定に保つ
- ・上り坂では徐々にアクセルを踏む
- ・下り坂は少しづつアクセルを離す
-
注意点としては、速度を変更する際、周囲に迷惑が掛からないようにすることです!
カーブのコツ
10トントラックでカーブを曲がる際は、ブレーキの使い方にも注意しないと、車体が横転する可能性があります!
もしもカーブを曲がる場合にブレーキを踏んでしまうと、加重によって車体が不安定になります!
このため、カーブの手間で排気ブレーキなどの補助ブレーキを使って、速度を落としておきましょう。
速度を落とすことができたら、ブレーキを踏まないで、アクセルを少し踏みながら曲がると、上手に曲がれますよ。
この曲がり方を体得するには、練習が多少必要になるので、交通量がすくない時間の道路などで練習してみては?
- ■カーブのコツ
- カーブ手前で補助ブレーキを使う
- アクセルを少し踏みながら曲がる
ブレーキのコツ
10トントラックでブレーキを使う場合、どんな点に注意しないといけないのでしょうか?
カーブを曲がる際は、排気ブレーキやリターダーと呼ばれる補助ブレーキを使って、スピードを落としておくことがコツになります。
積載量が多いとブレーキを使っても止まりにくくなるので、下り坂の前などは早めにブレーキで減速をしておきましょう。
もしも急ブレーキを行うと衝撃がすごいので、安全運転を心がけて、スピードは抑えて運転しましょう!
- ■ブレーキのコツ
- 下り坂では早めに減速
- 急ブレーキをしないようにスピード抑える
中型トラックと大型トラックの違い[用途や運転感覚]
中型トラックと10トントラックのような大型トラックは、何が違うのでしょうか?
ここでは、警察が管轄する道路交通法から考えてみました!
中型トラックと大型トラックは、車両総重量と最大積載量から下記のように分類することができましたよ。
中型と大型の定義の違い
- ・中型自動車
- 車両総重量5トン以上11トン未満
- 最大積載量3トン以上6.5トン未満
- 定員11人以上30人未満
- ・大型自動車
- 車両総重量11トン以上
- 最大積載量6.5トン以上
- 定員30人以上
用途の違い
では、車両総重量と最大積載量が異なる中型トラックと大型トラックは、用途にどんな違いがあるのでしょうか?
中型トラックは、積載重量が軽くてかさばる荷物を運ぶ際に使われて、大型トラックよりも経済的に荷物を運べるという利点があります!
大型トラックは、中型トラック以上に重い荷物を運ぶことができ、タイヤの数が3軸、6本になることもあります!
つまり、大型トラックの方が、鉄材や建材などの重い荷物を運ぶ際に使われると言えるでしょう。
用途の違い
- ・中型トラック
- かさばる荷物を運ぶ
- ・大型トラック
- 重い荷物を運ぶ
運転感覚の違い
10トントラックを運転する場合は、どんな点に気をつけて運転しないといけないのでしょうか?
大型トラックの方が長さがある分、旋回時の最後部が膨らんで、他の車などに当たらないように注意する必要があります。
さらに、中型と大型はトラックの幅も異なるので、大型トラックで左に寄り過ぎると街路樹などとぶつかることもあります!
また、中型トラックの場合は車幅が狭い分、狭い道路を通らないといけない場合があり、運転技術が求められる場合もあります。
運転感覚の違い
- ・中型トラック
- 狭い道路も通るサイズなので、幅感覚を磨く必要あり!
- ・大型トラック
- 旋回時が大変!車両のお尻部分の膨らみには注意して!
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10t(トン)トラックのまとめ
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今回で、10トントラックを制覇したトラー!
-
10トントラックは、運転するのに技術が必要になるので、ベテランドライバーが多いみたいですよ!
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トラックの大きさと共に、責任も大きいんじゃのう。
-
10トントラックの運転は、トントン拍子にいかないトン!
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