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ドライブレコーダーの種類と価格相場!助成金、機能などドライブレコーダーおすすめ比較

ドライブレコーダーの価格

ドライブレコーダーの相場価格をチェック!

ドライブレコーダーと言われて「知らない!」っていう人は、あまりいないのではないでしょうか?

一応知らない方のために説明しますが、このドライブレコーダーは、車両に取り付けられている車載カメラの別名。

カメラと言っても、私たちが日頃使用しているモノとは異なり、一般的に〝走行中の車体の外観を記録するための撮影機材〟のことを指しています!

使用用途は、交通事故発生時の責任をハッキリさせる判断材料として利用され、証拠を写すための「車専用の監視カメラ」です。

トラックドライバーをヒヤヒヤさせるものといえば事故!「事故はなぜ起こる?」「原因は? 」そして、「事故発生時の負担金や賠償金、修理費用はいくら?」といった疑問についても!

他にも、景色の綺麗な観光地を記録することや、ドライブ映像をインターネットで配信するために用いられることもあるのです!

また、海外では早くからドライブレコーダーが普及していましたが、国内は当て逃げや当たり屋などの犯罪行為が他と比べて少ないことが理由で、普及するまでに時間が掛かりました。

しかーし! 国内でもあおり運転が原因になった事故の影響などにより、装備される割合が多かった商用車だけでなく一般車にも装備され始め、ここ数年間でドライブレコーダーの売り上げは10倍以上に上昇したそうですよ!

近年は各メーカーから高機能なモデルが発売され、発売当時は画期的だったフルハイビジョン(FHD)が標準的な機能として出回っています!!

さらに、ドライブレコーダーを購入する際は、最低でも200万画素以上の商品を選んだほうがいいでしょう!ここ数年に発売されたドライブレコーダーは、ナンバープレートがはっきり映る300万画素がスタンダードになっています。

ドライブレコーダーの画素数は大きいほど、ネオンが光る通りやトンネル通過時など、光量の変化が大きい場合でも、キレイに撮ることができますよ!

ちなみに、ドラレコが持つセンサー機能としては、主に以下の2種類が挙げられます!!

このようなセンサーや録画機能などによって、セキュリティ関連も強化することができます!

別の機能としては、HDR、WDRなどの逆光補正技術や、フルハイビジョンを遥かに超える解像度を搭載したモデルなども販売されているんです。

さらに、近年発売されているドライブレコーダーは、以前の物とは異なり、購入しやすい価格帯の製品が増加傾向に◎!

そのため、ユーザー側からは選択肢が広がって嬉しい反面、中には「どうやって選べばいいんだよ!」「種類多過ぎだよ!」とお思いの方もいらっしゃるみたいなんです。

そこで今回は、〝スペックが日々向上〟しているドライブレコーダーの種類や価格などについて、ワタクシ展子から詳しく紹介していきますね★

衝撃感知型ドラレコ(おすすめ度★★☆)

まず、ドライブレコーダーの種類の中には、衝撃感知型ドラレコが挙げられます!

この衝撃感知型ドラレコは名前通りの意味があり、走行中に衝撃(異変)を感知した際に、自動的に録画を開始するシステム。

また、作動する仕組みは、衝撃センサーで振動を感知する場合と、モーションセンサーで周囲の動きを感知する場合の2つの種類があるんです!!

これらは、主に車両が接触する可能性の高い一般道路や高速道路の走行、信号待ちの衝突などへの対策と言えます!

さらに、衝撃感知型ドラレコでも駐車中などの停車時に録画ができ、駐車監視型ドラレコを搭載していなくても録画が行えちゃうんです。

車両に装備されている常時電源と接続することにより、給電状態を維持でき、ほとんどの車種で駐車中の録画が可能となっています!

この場合には、車両のバッテリー電圧を検知し、電圧の数値が一定の値まで下がった時に自動的に給電を停止するケーブルの用意が必要です!

ちなみに、車両に取り付けることはビギナー向けではないので、作業に不慣れな方は専門業者などに依頼すると良いかもしれません!!

多機能型ドラレコ(おすすめ度★★☆)

次に、ご紹介させて頂くのは、多機能型ドラレコ(オールインワン)。

多機能型ドラレコは、通常のドライブレコーダー以外にいくつかの機能を備えたタイプです!

「えっそんな機能が多いの?」と思っている方へ、機種によって異なりますが、複数の機能を合わせ持ったモノがあるんです☆

この機能は主に以下が挙げられ、多数の用途で活躍します。

また、多機能型ドラレコは1台で多くの機能を搭載しているので、別の機器を取り付けなくて済み、スペースに困るといった事態を避けられます。

さらに、具体的な機能としては、ドライブレコーダーの視野角が広くなっているので、車体の真横まで録画することが可能!

このため、走行中の他車の割り込みや、急な車線変更なども映像にバッチリ残すことができます!!

他にも、衝突を防ぐために警告音を出す安全機能が付いていたり、WiFiやGPSが搭載されているのも特徴です。

このWiFi機能を利用することで、スマホなどの機器に録画した映像をダウンロードすることができ、もしもの事故が起きた際に映像の確認が可能になるんです!

一方、GPS機能では一度走行したルートを録画できるため、ドライブ時に「ここで合ってたっけ?」と道を忘れても映像で確認することができちゃいます!

価格帯はちょっと高めな設定が多いですが、複数の機能をお求めの方にオススメの一台です◎。

常時録画型ドラレコ(おすすめ度★★★)

最後にご紹介するのが、常時録画型ドラレコです。

このドライブレコーダーは、基本的には運転中やトラブル時に作動するタイプではなく、駐車時に録画を開始するシステム!

簡潔にまとめると〝動いている時ではなく、止まっている時〟にモーションセンサーによって作動する駐車監視機能付きが多いのですよ!
(※エンジンをかけた瞬間から録画を開始するエンジン始動タイプを、常時録画型と呼ぶ方もいます)

例えばですが、ショッピングモールの駐車場で当て逃げをされたり、自宅の駐車場、コインパーキングなどで落書きやいたずらをされたら迷惑ですよね?

こういった車両トラブルは、犯人を捕まえるのが難しく、被害に遭ってから「最悪…」「ちくしょう…」と泣き寝入りして終わってしまうことが多いのです。

このような、運転中以外の被害を少しでも減らすために、常時録画型ドラレコを搭載するんです!!

常時録画型ドラレコは、愛車の専用監視カメラということになり、昼夜問わず走行時以外の録画が行えます。

また、1080PフルHDのモデルなどもあり、音と映像を鮮明に記録することができるため、犯人などの手掛かりとして利用することが可能です!

さらに、常時録画型ドラレコは基本的にエンジンを停止することによって、自動で駐車監視モードに切り替わるため、毎回の設定は不要。

次は!助成金を活用して、ドライブレコーダーを購入する方法について!

助成金を活用してドライブレコーダーを低価格でゲットする方法

運行管理を支援する一部の運動として、ドライブレコーダーの「助成金制度」を設けています!

「助成金って何?」かと言いますと、手続きを行うことで費用の支援を受けられる制度のことです。

この内容としては、国土交通省が運行管理者(自動車運送事業者)へ向け、交通事故防止の取り組みを援助することから、ドライブレコーダー取得時に掛かる費用に対しての支援が行われます!

支援対象の機器
映像記録型ドライブレコーダー
デジタル式運行記録計

ちなみに、援助の対象となる機器に関しては、国土交通大臣が認定しているモノのみとなるので、それ以外は当てはまりません。

また、補助の対象は対象範囲の機器を購入し、車両に取付けた上で、かつ支払いが完了している場合が条件となります!

助成金の申請を行う場合は、購入した際の領収書提出が必須となるので、大切に保管しておきましょうね。

申込の受付場所としては、最寄りの「各地方運輸局・運輸支局」となり、申請書類は持ち込のみとなるため郵送などの提出は認められていません。

上記の場所で申請手続きを行えば、ドライブレコーダーを低価格でゲットできちゃうので、興味がある方は手続きをしてみてはいかがでしょうか?

トラック協会の助成金で最大2万円も格安に!

トラック協会の助成金は、申請することでドライブレコーダーなどの機器を購入する費用の援助をしてくれる制度!

この助成金は、事故防止や安全運転への取り組みを促進させ、万が一の衝撃(急加速・急減速)で事故が発生した際に、この前後の映像や走行データを録画できるよう、レコーダーを普及させる目的があります!

助成金の金額は、各都道府県トラック協会によって異なりますが以下が目安です。

また、同一事業が国の補助金を受ける場合は、トラック協会の助成金は申請できません。

さらに、簡易型のドライブレコーダーは、助成金の対象外となるので注意しましょう!

ドライブレコーダーの種類
簡易型ドライブレコーダー
標準型ドライブレコーダ―
運行管理連携型ドライブレコーダ一
スマートフォン活用型ドライブレコーダー

ちなみに、各都道府県ごとにトラック協会の助成金は異なるので、申請などの手続きは直接トラック協会に問い合わせすると確実ですよ!

ドラレコのタイプ別★違いと助成金額

近年では、物流・運送業界において、ドライブレコーダーの普及が進められています!

この普及の始まりは、2007年以降に各メーカーの新規参入が増え、ヒヤリハット(重大事故に至らないがヒヤリと、ハッとする事例)などのデータを詳細に分析できるタイプが登場してから!!

運行管理や動態管理まで連動している高性能タイプや、録画した映像の確認に特化した低価格な機器も販売されるようになったのです。

しかし、各メーカーからあまりに多種多様の機器が発売されたことにより、事業者側が「製品を選べない!」という問題が起こってしまいました。

これによって、トラック協会は、事業者の使用用途に適応した分類を行い、機器の内容についてまとめたガイドラインを2012年に発表!

ガイドラインに従って、助成事業助成対象機器の選定が行われるようになりました。

次の項目では、各ドライブレコーダーの助成金や機能性などについて、紹介していきますね★

簡易型ドライブレコーダ一

簡易型のドライブレコーダーとは、急ブレーキなどの映像や、簡易的に得た車両の速度情報を活用し、運転の補助を行うための機器!

これは内蔵されているGPSによって、車両速度を割り出す仕組みとなっています!

また、録画機能は運行状況を長時間に渡り、常時録画が可能なんです。

録画した映像で事故に繋がる危険性や注意点などを発見した場合は、日々の運行で改善し、活かすことができます!

日常で起こり得る事故は、習慣の中で発生していることから、運転中に潜んでいるヒヤリハットな行動を記録し、後に従業員・管理者で話し合いの場を持つことも可能です。

この簡易型ドライブレーコーダーに対しての助成金は、一般的に支援されません。

とはいえ、販売価格が安価なこともあり、事業者自身が購入し、取り付けることが多くなっています。

また、車両への取り付けも容易であることから、時間を要しません。

簡易型のドライブレーコーダーは、〝危険度・リスク分析〟を目的に開発されているので、映像の解像度が綺麗なことや、データ容量が大きいところが特徴的なドライブレコーダーです。

簡易型ドライブレコーダー
助成金はなし
価格帯は安価
取り付けが容易
カメラは1~2個搭載

標準型ドライブレコーダ

次に、標準型ドライブレコーダーは、急ブレーキなどの映像や車両の速度情報を活用して、運転指導を行うための機器です。


この標準型ドライブレコーダーは、搭載されているGPSで車両速度を割り出す構造となっています!

運転者の運行状況は、通信モジュールを装備した専用ドライブレコーダーによってデータを収集し、インターネットで分析・解析・共有・判断が行えちゃうんです!

さらに、管理者にリアルタイムで情報が供給されるように、SIMによって常時情報を連携し、データ内容はアプリケーションを通じて発信しています!

このような標準型ドライブレコーダーに対しての助成金は、約1万円程度となっています。

本体の価格帯は様々ですが、トラック協会からの支援があるのが特徴です!!

ちなみに、車両への取り付けが必要であり、配線などの接続を行わなければいけません。

標準型ドライブレコーダー
助成金は1万円程度
価格帯は様々
取り付けが容易
カメラは1~2個搭載

運行管理連携型ドライブレコーダー

運行管理連携型ドライブレコーダーは、急ブレーキなどの映像、車両の速度情報から判断した運転指導を始め、運行管理やヒヤリハットなどの交通安全教育を行う際に利用されます!


また、運行管理連携型ドライブレコーダーは、搭載されている車速センサーにより、正確な車両速度を割り出すことが可能となっているのです!!

本体に内蔵されている加速度センサーが衝撃を感知するとことで、この衝撃時の前後数十秒の映像などを録画し、記録することができます。

さらに、専用となる解析ソフトとの連携によって、万が一の事故の原因や状況分析が行えること、ヒヤリハットの瞬間なども映像に残せて分析することが可能です!

運行管理連携型ドライブレコーダーの対しての助成金は、約2万円程度となり、支援の金額としては一番高くなっています!

ちなみに、機器本体の価格帯は高価ですが、機能性と正確性に優れているところが大きな魅力!!

運行管理連携型ドライブレコーダー
助成金は2万円程度
価格帯は高価
取り付けが容易
カメラは4個以上搭載の機種もあります

このような運行管理連携型ドライブレコーダーは、安全運転の取り組みを重視した運行データを保存し、業務に役立つこと間違いなしです◎!

スマートフォン活用型ドライブレコーダー

スマートフォン活用型ドライブレコーダーは、スマートフォンのアプリを利用し、会社などに急ブレーキ時の映像や位置情報を転送して、録画した映像を確認できる機器のことです!

「スマホで録画できんの?」と驚いた人もいると思いますが、近年では可能となっている機能の一つ。

設置する場合は付属されている器具を使用し、スマホを固定します。

固定するための器具には、強力な両面テープを使うので、表面が平らであるフロントガラスや表面がザラザラしているダッシュボードにも固定しやすくなっているのです。

また、固定器具に関してですが、稼働式となっているため、上下の向きを自由自在に動かすことができます。

とはいえ、左右の向きは固定後に調節できないので、ドライブレコーダーのモニターを確認しながら、映っている範囲を確認しつつ取り付けた方が良いのです。

さらに、本体は小型となっているため、ルームミラーなどの裏側に配置することができ、ミラーの邪魔になりません。

そのため、運転中の視界を妨害することがなく、視界性が良くなります。

電源は付属されているケーブルによって、シガーソケットから給電を行います。

オプションとしては、車内配線からの直結ケーブルも用意されているため、配線方法を選べるようになっています。

車内配線からの直結ケーブルを使用すると、シガーソケットを使うこと無く給電ができ、他のシガーソケットと連動する機器と同時に利用可能です。

また、モニターの画質はモスキートノイズ(画像の乱れ)が少し気になるので、映像にこだわっている方には向いていません。

スマートフォン活用型ドライブレコーダーの助成金は約3千円程度となり、金額としては少なめの支援となっています。

とはいえ、本体の価格は元々安価なので、取り付けなども容易なことから扱いやすさが最大のメリットとなっています。

スマートフォン活用型ドライブレコーダー
助成金は3千円程度
価格帯は安価
取り付けが容易
カメラは1~2個

スマートフォンのアプリを有効的に活用し、様々な映像を楽しみたい方にオススメ!

高い?ドライブレコーダーの取り付け価格

購入したいドライブレコーダーを見つけた時に、気になってくるのが取り付けに掛かる工賃ですよね!

この際に「取り付けの工賃っていくら掛かるん?」と疑問に思った方もいるのではないでしょうか?

このようなドライブレコーダーは、ディーラーやカーショップ依頼することができます。

カーショップやディーラーでは、シガーソケットの裏側部分でソケットの分解をして配線もピラー内部を通すため、車内からは全く見えないように設置を行ってくれます。

この作業に掛かる費用は、以下の通りです!

カーショップの相場
3千円~1万円程度
ディーラーでの相場
9千円~1万5千円程度

カーショップの相場は約3千円~1万円程度となり、金額を上乗せすることで販売店やネット通販で購入したドライブレコーダーを持ち込んで取り付けてもらえます。

また、ディーラーの相場は、約9千円~1万5千円程度で、やや高めな価格設定となっていますが、技術の高い整備士に任せることが可能です!

ちなみに、工賃は依頼する業者によって異なるので、注意が必要ですよ。

ドライブレコーダーは自分で取り付けることができますが、取り付けが難しい(時間が掛かる)タイプもあるので、車の専門知識が必要となる場合があります。

このため、初心者の方や作業に不慣れの方は、最初からカーショップやディーラーに取り付けを依頼すると良いでしょう!!

部品代+工賃込みで販売されているドライブレコーダー

さらに!カーショップの場合は、ドライブレコーダーと工費をセットにして販売していることもあります。

この場合は、1万円から2万円程の標準型ドライブレコーダーを取り付けることが多く、レコーダー本体やソケットの取り付け、配線の裏取りなどの工事を行います。

部品代や工賃などを加えた合計金額は、2万円から4万円程度になり、商品によってはこの方がお得になる場合も!

工賃込みの価格を、各店で比較してみても良いのでは!

ドライブレコーダーの取り付け義務と事故防止力

トラック業界では、死亡事故は昔よりも減少傾向にありますが、未だに事故件数は減っていないのが現状……。

このため、事故のトラブルを減らす〝起爆剤〟として、ドライブレコーダーを導入する事業者は増加傾向にあります!

トラブル時の原因解明に、大きな効果を発揮するドライブレコーダーですので、トラックを含む全ての自動車への義務化が検討されているんですよ★

もしも、全自動車に標準装備となった場合は、映像から原因が解明しやくなり被害者・加害者の公平なジャッジが下せます。

また、事故が起きた際のトラブル解消以外にも、ドライバーに安全運転を促すことで事故防止に繋がることが期待されています◎!!

これは、自分自身の運転が映像で監視されているという意識が働くので、無理な運転を避け、事故の起きにくい環境作りに貢献するためです!かつ、トラック業界では録画された記録を参考にし、ヒヤリハットについての安全会議に活用する事業者も多くなっているのです。

一方で、ドライブレコーダーを標準装備にした場合は、車両価格(特に新車)が高くなることが予測されるので、問題視する声も上がっています。

そのため、国土交通省では、事故減少の効果が高い機器から義務化を目指していくとした上で、ドライブレコーダーは事故防止のためではなく、事故調査を目的としていることから、完全的な標準化は現在考えていないとしています。

義務化になった場合はメリットもありますが、これに伴ってデメリットも発生するので、賛成意見は分かれているのが実情となっています。

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